Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

それで、いいのだ。

 

常々思ってるんですが…(笑)

『ミステリと言う勿れ』田村由美


 

世の中には"ワタシにしか出来ないこと"なんて、ない。

ワタシに出来ることは他の誰にでも出来ること。

代わり(替え)はいくらでもいる。

謙遜でも何でもなく、ワタシは常々そう思っている。

 

決して卑下してるわけではない。

そうは思っていても、自分のやってきたことや自分の仕事にはそれなりに責任もプライドもある。だから、他の誰にでも出来るからといって手を抜いたりなんてことはしない。

どうせ誰がやっても同じなら、他の誰よりも”more better"、それを常に心掛けるようにしている。誰がやっても変わらないけど、”あなた”にお願いしたいと言われたい。

それは承認欲求が過ぎる、と言われれば身も蓋もないけれど…承認欲求が強い方だと思う、というのは認めている。

 

 

そんな性格なので、明らかに認めてもらえていないと感じる瞬間に出くわすとかなり堪える。あぁ、ワタシは目の前のこの人に認めてもらえていないのか、と結構深い落とし穴に突き落とされたような錯覚に陥る。

とはいえ、相手が大きな間違いをおかさない限りは、スッと努めて自然に場を譲ることにしている。ワタシの方が適役のはずなんだけど、と思うのだけど、その人に出来ないことでもないから…まぁ、いいか。と。

 

でも『ちょっ!ちょっ!!何でしゃばってんのさ!ここは私でしょ?』と心の中では叫びまくってたりするので顔に出さないように気をつけなければならない。目の前の本人はワタシよりも自分、と思ったからこそ華麗なるスルーを決めこんで手をつけ始めたのだろうから。

一応、心配だから見守りはする。

けど、求められるまで口も手も出さない(そんなキラーパスは絶対に来ないだろうけど)。

あぁ、あそこ気がついてないのかな

んー、、もう少しそこは…と

決して否定はせずに何故その人の選択を尊重しながらことの成り行きを見守る。

実はこの姿こそがいちばん疎まれてたりしてw

(そんなつもりは毛頭ないんだけど)

 

以前のワタシなら頭に血がのぼって、心の中で叫んだそのままに怒りも収まらず見返してやるだの認めさせてやるだのと心の中で地団駄を踏んでは、言葉にならない感情が涙になってぽろぽろ溢れることもある。(泣けばいいなんてこれっぽっちも思ってないが、泣きやすいのが欠点でもある)。それが、最近は(最近もあったんかいw)まぁ、そんなに華麗にスルー決め込んでくれるならいいよ、譲るよ、とちょっと余裕を持って一歩下がることが出来ていた。

 

もしかしたらその人にとって、スルーでも何でもなくて、もはや目に入ってないレベルだったかもしれない。

でも別に…その人に認めてもらえなくてもいいわ。見返してやる!なんて思うだけムダ。それが本質じゃないし、といつのまにか自分の中で揺るがないものが出来上がっていた。

 

本音を言えば認めてもらえてない切なさや悔しさはあるよ。けど、万人に認めてもらえるなんてことはそれこそ大谷翔平選手くらいかもしれないし!(笑)

わかりやすい肩書きや経験値だけで見定められるなら、ワタシなんてスルーされても仕方ないわな、と思えるようになってた。自分でも驚くべき進歩であるΣ( ˙꒳˙ ;)

 

誰に認められようと、誰にスルーされようとも。"ワタシはワタシ"。それでいい。

曲がりなりにもこのカラダとこの色で生き抜いて来たんだし、少ないかもしれないけど、"あなたに"とワタシを認めてくれてる人もいる。

 

 

それで、いいのだ。

強くなったなぁ、アタシ(笑)