Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

0→1、1→1、1≦ 。



どんなことであっても続けること、続いていくことは容易ではない。

例えば毎日腕立て伏せを10回やる。


そんな誰にでも出来るようなことであったとしても、それを一年続けることが出来る人はどれくらいいるだろう。

 

 

何もないところから何かを始めることも容易いことではない。ゼロ、もしくはマイナスの状態から何かを生み出す、始めるには強い意志と情熱と、弛まぬ努力が必要だ。そうやって"誰か"が心血注いでカタチにしてきたものを、その誰かを知る人、もはや言い伝え的にしか知らない人たちがどんなカタチであれ、引き継いで今に至る。

 

 

 

0→1が大変なことは誰もが容易にわかる。
でもそれと同じくらい、『 1≦ 』にはものすごい労力が必要なのだ。ただ存在していればいい、1→1の現状維持でさえ、多少の責任感や使命感を持った人がいなければ、どんなに良いものも廃れて消える。
それを1≦となれば、組織内には必ずと言っていいほど温度差が存在するゆえ一筋縄ではいかないことの方が多い。 『1≦ 』を目指すというのは言わずもがな、"断固たる決意"が必要なのだ。

 

 

 

 

どこかに何かに所属するということは、せめてその1→1を守る責任は大なり小なりあるということだと思う。それは義務ではなく、歴史ある場所に所属する上での最低限の責任だと私は思う。
それだけ長く存続するというのはそれだけ関わった人たちがいるということ。カタチは違えど、重要文化財のようなものだ。それを後から来た人間が泥を塗っていいわけがない。

 

 

 

先日BSで放送されていた某大学ラグビー部の100周年記念番組を観て、そんなことを感じたわけです。そもそも推しチームゆえ心に響くものがあったのかもしれないけれど(笑)素晴らしい番組でした。

 

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100年の歴史と関わってきた人たちの想い。

一年や二年ではない。百年ですよ、百年。
第100代キャプテン。100代目の最上級生。
100周年の節目に日本一に。
日本全国の、それこそすでにあちらの世界に逝かれたOBの念やら何やら(笑)含めたらとんでもない数の先人たちの想いを背負い、とんでもない重圧がのしかかったシーズンだっただろう。それもまた巡り合わせなんだよね。見方を変えれば千載一遇の巡り合わせ。味わいたくても誰もがそんなメモリアルな境遇を味わえるものではない。

とは、いえ。
めちゃくちゃしんどかっただろうなぁ。。
惜しくも力及ばず、決勝で敗れて準優勝だったけれど。

 

 

 

何かを生み出す、何かを引き継ぐ、続けていく。

0→1、1→1、1≦。

どれも並々ならぬ労力、強い意志、情熱と言ったものをひっくるめて断固たる決意がなければなしえない。

 


それと…出来れば同じ熱量で断固たる決意を胸に秘めた仲間がいれば尚、心強い。そういう人間の集まりって素敵だなと思うし、そういう人間でありたいなと思うのです。

 

 

 

歴史というには烏滸がましいけれど、曲がりなりにも続けてきた私の20年。一人だけど、一人じゃない。恩師や今まで関わってくれたチームやスタッフ、選手、声を掛けてくれた先生たち…今の私はその方々との出会いあってこそ。だから中途半端なことはしたくないのです。

私は頼まれなくても"1≦"を実現しようと無駄に背負い込むタイプではあるけれど(笑)常に本気!だけど、もっと本気出す。私のことをよーーく知ってる皆さま。砕け散ったら、骨は拾ってください(笑)

 

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