Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

古き良きもの悪きもの。

 

生きにくい。

 

そう、感じることが増えた。

ある人には『女性として年齢的にも変化の時期でもあるし、性格も人それぞれだから、別にいいと思うよ』とは言われたけども。

そういう、もんなんだろうか。

 

 

自分が全て正しいとは思っていない。

でも自分がされて嫌だなと思うことはしないように心掛けているし、逆にしてもらったら嬉しいことは自分も誰かにそうしてあげたいと思う。お節介や余計なお世話にならん程度に。

 

だからと言って、自分がされたら嫌だなと感じることは他人もそうかと言ったらそれは違う。

嫌だとか、嬉しいとか。それはあくまでワタシ個人の感覚であり価値観でしかない。大雑把にそれが大多数を占める側であればある程度"常識"として容認されるんだろう。

 

 

ただ。

自分が当たり前に思ってることを否定されたり、どうしてそう思うのかと問われた時に答えられないなら、その思想や言動は完全に固定観念であって理由にならないのかもしれない。

そんな風に思う出来事があった。

そう、答えられなかったのだ。

そしてワタシは答えられなかった自分自身に激しく落胆した。根拠もなく"当たり前"だと思い込んでいた自分がとんでもなく恥ずかしい人間に思えた。その行為をした相手に対してどうこうではなく(それを目の当たりにした時はイラッとしたというより驚きの方が大きかった)…自分自身に落胆した。どうしたらいいのかわからなかった…。自分のことを理解はある方、寛容な方だと思っていた(もしかしたらそれがそもそも間違いだったりして)。それは根底に自分が全て正しいわけではない、という想いを持っていたから。だから否定せずに一旦はいろんな感情もすべて一色単に受け止めるようにして、今回も、受け止めた。受け止めた結果、何も言えなかった。相手を納得させる言葉はおろか、正しい、正しくないで言うならおかしいのは自分の方なんじゃないか、と思った。

 

ワタシが不快に感じた気持ちというのは、その相手にとっては何でもなく、所詮はワタシの個人的な気持ちでしかない。
だから、『どうしてですか?』と聞かれた時に言葉に詰まった。ここでワタシの個人的な気持ちを押し付けるのは違うのかもしれないと瞬時に思ってしまったから。ワタシがどうしてそれが嫌なのかを説明しないと相手には伝わらない、と後輩からも指摘を受けた。そうしないと相手は理解できないんじゃないかと。その後、話はしましたか?とも。何が最善であるか、何が正解なのかわからなかったので『納得出来ないなら、いいです』と言って何事もなかったかのようにしてしまった。自分が寛容でも何でもなくて常に固定観念に縛られていて(その自覚はあったけれど)それを当たり前と思い、さらには説明出来ない現実を目の当たりにして自分自身に相当なショックを受けた。ああ、気にしなければ良かったとすら思えた。

 

 

考え直すいいきっかけをもらったとは思っている。何が正解かはわからないけれど、自分が感じたこと、感じることを押し付けることなく自分はこう思う、だからこう思われることもあるんだよ、それはもしかしてあなたにとっては不利になる、損になることもあるかもしれないよ(そこまで言うと脅しになるのか?)と相手が受け取りやすい言葉で伝えられるように、自分の引き出しを増やしたいなと思った。

 

『時代が違う』という一言では済ませたくない。それもまたただの意固地なのかもしれないけれど(笑)

 

古き良きものもあれば、変わっていいもの、変わった方がいいものもあるはずだと思うから。