Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

メリットとデメリット。

『メリット』って考えることあります?

それってどんな時(こと)ですか?

メリットやデメリットを考えることが悪い、というわけではない。考えるのは要領良く…いや、表現が宜しくないな(笑)

自分にとってメリット(もしくはデメリット)があるかどうかを考えることは大事だと思う。ただ、何に対してどんな時に感じているか、は自分を取り巻く環境や人間関係にも影響してくるのかなと。何に対してどんな時に、は言い換えるなら=『価値観』かな、と思っていて。

そう考えると物事に対する価値観や熱量って、メリットやデメリットをどのように感じるかで決まるんじゃないか、と。優先順位や熱量が高いものは自分にとってメリットがあるモノだったりなくてはならないモノという位置付けになる。同じチームにいても価値観が違う、優先順位の付け方に違和感…というのは大なり小なりあるもので、特に学生を卒業したあとの社会に出てからのコミュニティというか集団の中ではよくあることなのかも、と思ったんです。

例えば。

とあるスポーツチームに属していたとする。

チームの目標として全国大会に出る、○○で優勝する、昇格する、といった掲げた目標に対してチーム全員が一丸となってその達成のために個々が努力するのが当たり前…だと思うんだけど。当たり前なわけではなく。その、努力の度合いって人それぞれなわけで。自分ではものすごく頑張ったと思っていても、他の人から見たらもっと頑張れんじゃん、なんて思われたりもするわけじゃん。ま、この話はちょっと本題から逸れちゃうけど…そこの、ね。頑張ったかどうかの指標って自分で決めるもんじゃないとワタシは思っているので。

その頑張る度合いっていうのも捻くれた見方をするならば(自分で)頑張っても報われないとか、自分の時間とかを削って努力することがアホらしく感じて来たり、何やってんだろ…なんて思い始めたらそれはもうそこで頑張ることにメリットを感じなくなってるわけですよ。メリットなんて自分で作り出すモノなのに"何かのせいにして、メリットを感じないなんて言う。さらには自分の時間を削ったり犠牲を払ってまでやることにメリットを感じない=デメリットだと感じる。。それって、何か虚しいなぁって思うわけです。

好きでもないことなら、仕方がないかもしれない。けど、世の中好きなことだけして生きていけるかって言ったらそんなことはないし、デメリットを上回るほどの好きとか愛情を注げるモノこそが本当に好きなこと、やりたいことだと思うしね。

メリットがあるか否かの判断基準が肩書きとかお金とかではなく、自分にとってリアルな利益…例えばどのくらいの時間を誰と、なんていう充足感みたいなもので、今いる環境に対してメリットないなぁ…なんて感じられて帰属意識や熱量が薄れてしまうのってものすごく虚しい。だって、そんな環境を作りだしてる要因に、メリットを感じてない自分も含まれてるわけで。無意識のうちにそのメリットを感じない環境づくりに自分も加担してしまってることに気付かなきゃ。本当にメリットがない!こんなん違う!と思う人はきっと行動する人。

誰か一人だけが頑張るんじゃなくてさ。

自分のその今いる環境を胸を張って自慢出来るような、周りがちょっと羨むようなモノを自分たちでつくろう!っていう人間の集まりは魅力的で自分もその一員になりたい、とメリットを感じさせるモノになるんじゃないかなって。

良いか悪いかは別にして。

ワタシはメリットデメリットで物事を判断することはほぼほぼない。やりたいかやりたくないか。やりたくなくっても、その先にそれを乗り越えたらやりたいことの幅が広がる…なら、それは"デメリット"ではないわけ。

今いる環境をボヤく前に、やれることがないか、自分自身はどうなのかを省みる癖をつけたい。本当に嫌ならメリットがないと思うなら。そこを手放すくらいの勇気がないと、自分のつまんない状態をただただ相手や環境のせいにして責任転嫁しちゃってるだけで格好悪い。

それは嫌だなぁ、と思うのです。

 

何もせずした気になってボヤいたり環境や誰かのせいにして責任転嫁するような