Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

傷。

Turn your wounds into wisdom.

あなたの傷を知恵に変えなさい。

なんて、素敵な言葉だろう。

そうか。傷は知恵に変えられるのか。

この場合の傷ってだいたいは目に見えない傷。傷は決して目に見えるものだけではない。

っていうか、目に見えない傷の方が治りにくくて膿みやすかったりして後味が悪い。

良くも悪くも傷ついた分だけ、何かを知る。

痛みと引き換えに何かを知る。それは知恵という武器になる。なるんだけど、さ。

どの程度の痛みなのか、傷口なのか。当然だけど人によって感じ方が違うわけです。

アタシは外傷的な痛みには強い(鈍感?)な方だけど、見えない傷痕はたくさんあるし何なら結構傷付きやすく脆い方だと思う(笑)だからこそ言葉や表現に敏感だったり、無駄に空気も読もうとしたりする(笑)

痛みも感情も、何に傷付いて何に喜ぶかなんてみんなそれぞれ違う。でも多分、喜びよりも痛みが分かち合えた方が何処かでホッとする気がすると思いません?

自分の大切な人たちの痛みは分かち合える人でいたいなと思う。治してあげることは出来なくても、せめてその傷口に絆創膏を貼らせてもらえるポジションにいたいな、と。

無理して早く治さなくたっていいと思う。

傷の深さも癒え方も人それぞれだと思うから。

ただ、傷は知恵に変えられる。自分が傷付かない術を、誰かを傷付けない術を手に入れることが出来る。使い方を間違えれば逆もまた然りだけど。

ただ、思うのは。

自分の大切な人が傷付く姿を見るよりも、自分が傷付く方がいいなと思う。