Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

誰かの、誰か。

"飾りじゃないのよ涙は HA HAN
 かがやくだけならいいけど HO HO"

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私は泣いたことがない…、、

そんな人、いるのか?いるなら羨ましい。

ぶっちゃけ、最近涙脆くて困る。いやもともと涙脆いタチなんだけれど、最近輪をかけて涙腺ゆるゆるな気がする😂

わりかし、感受性が豊かな方だとも思う。

そして今朝気付いたことがある。

ずっと観てきた朝ドラが今日フィナーレを迎えた。物語自体は昨日で終わり、今日は異例のコンサート形式。もともと、素晴らしい歌唱力をお持ちの俳優陣が出演していたこともありどの歌も素晴らしかった。

その、最後を飾ったのは歌手でもなく劇団員でもなく、主人公の妻役を務めた女優だった。

プロもプロ、プロたちを前にラストを飾る唄を歌は素人の彼女が歌う。これは、ものすごいプレッシャーだったと思う。

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でもでも、とてつもなく素晴らしかった。

プロの方ならもっと上手に歌い上げたかもしれない。だけど彼女の声が心に刺さった。

その後の番組でも某男性歌手が女性曲のカバーを披露したのを聴いた。歌う人によってこんなにも伝え方、伝わり方が違うのか、と全く別物に聴こえた圧巻のパフォーマンスに、TV越しではあったけどこれまた涙してしまった。

ああ、そうか。

どんなにテクノロジーが進化して人と触れ合わずともAIが何でも出来る時代になってきても、人であること、人がすることに意味があるものが絶対的にあるんだ、と感じた。

コンピュータは間違えない。的確。余計なこともお節介もしない。人件費もかからない。人間には到底出来ないことや人間よりもあっという間にこなせることもあると思う。それでいい、それは否定しない。

それでも、同じ景色を写真に収めても撮る人の感受性や想いによって構図やコントラストが変わるように、歌う人や演じる人によって響き方や伝わり方、見え方が変わるように。

『人間にしか出来ないこと』があるんじゃないか。それは言い換えればアタシ(自分)にしか出来ない、アタシだから出来ることが一つくらいはあるんじゃないか…ということ。

それは、カンタンに見つからない気がする。

と思えば誰かが用意してくれることもある。

探しても探しても見つからないこともある。

それでも、大袈裟だけど生きるってそういうことなのかなって思えた。

自分には何にもない、と思う人も居るかもしれない。水のように空気のように、家族のように。当たり前過ぎて気付いていないだけかもしれない。全ては当たり前ではなく、全てに意味がある。大袈裟だけど、そんなことを感じた。うまくいかないことも、自分じゃなくたって良いじゃん、と思うことも。誰でも良いかもしれないけれど、自分だからこそ出来ることもあると信じて踏ん張ろう。AIには劣るけど、AIにはない感情の起伏がアタシにはある!(笑)

なくなる職業なんて言われる職種もあるけれど、無くなっていいわけじゃない。何を求めるかで選べる時代なんだと思う。

何か話があっちこっち行ったけど、要は朝ドラのフィナーレで音の歌う長崎の鐘に涙したっていうこと、その後のあさイチ宮本浩次の歌うロマンスに感動してまたまた涙したこと。そこからお得意の面倒くさいイシイの思考回路が爆発したってことです。読んで頂きありがとうございました🙏