Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

もらい泣き。

昨日はラグビーのリーグワン初代王者が決まるファイナルと、バスケットボールBリーグのファイナルが目と鼻の先で行われていた。

あの辺り一帯はきっと気温も他より高かったに違いない(笑)

 

 

ラグビーのことにも触れておきながら、Bリーグファイナルについて少し。

念願の初タイトルを狙う琉球は西地区1位。

対するリーグ初代王者の宇都宮は東地区4位のワイルドカードでのCS出場ながら初戦、SFとアウェイながら昨年王者の千葉、東地区2位の川崎をストレートで圧倒しファイナルまで上り詰めた。

 

 

そんなことは素人に毛が生えた程度のワタシが力説することでもない(笑)

ファイナルに相応しい、いい試合が見たいと思いつつ思い入れがあるのは宇都宮。ただ、琉球もいいチーム。ファイナルに相応しいいい試合が観たい、そのうえで最終的に宇都宮が勝てば万々歳、と心のうちは決まってるくせに複雑な心境でTV画面に齧り付くように試合を観た。

 

 

結果、宇都宮が5シーズン振りに王者に返り咲き、琉球はあと一歩のところで初のタイトルを逃したわけですが。

 

本当に4ピリ2分過ぎてもどちらが勝ってもおかしくないゲームだったと思う。今日負ければ終わりの琉球は当然意地を見せる。一方で宇都宮は5年前の優勝を知るのはHCとほぼほぼベンチメンバーとしてチームを支えてきたベテラン選手の2名。コートに立っていた選手は恐らく全員あの時居なかった選手たち。それもまた、何となく感慨深くて、、どっちも勝たせたい。けど、やっぱ宇都宮、みたいな(結果、宇都宮 笑)

 

どちらの気迫も鬼気迫るものがあって素晴らしかった。

 

 

まだほんの数秒残っていたけれど、最後の最後で宇都宮の比江島選手が勝利を確信して顔をしかめた。この選手がここまで感情を露わにするとは正直思わず、一瞬でもらい泣きしたワタシ🤣と、同時に蘇って来たのは20年近く前の国体の決勝。あまり詳細に書いてしまうとわかってしまうのでそれは避けるけれど、この時も初優勝が掛かっていて、あと1点で優勝という場面だった。ワタシの中では割とポーカーフェイスな印象だったキャプテンが、涙を浮かべていたのが見えた。その直後のプレーでしっかりと決め切り、念願の初優勝を手にした選手たちは両腕を突き上げ歓喜。ワタシもギャラリーで滝のような涙を流した。

 

 

頬を伝う涙を拭うことなく、歓喜に湧く相手を見つていた琉球の選手。その涙にもまた、もらい泣き。次こそ、今度こそ。負けたことがある、ということも勝ったことがあるということも。どちらも勝負の世界に生きる人間には必要なパーツだと思う。そんな姿を見て、ちょっと好感を持ちました(笑)

 

悔し涙も嬉し涙も、言葉に表し尽くせない想いがつまってる。ワタシはどちらの涙にも想いを馳せてしまう方だけど、うちの旦那さんは悔し涙の方に共感(感動)するんだそう😅

ま、それも価値観ですけどね。

 

どちらの涙も、精一杯やり切って出し尽くした者が流すからこそ心を打つのよ。

 

 

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余談ですが。

公式Instagramより拝借致します👇

 

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今でこそ立場は違えど、チーム発足と共に歩んできた同い年の二人。

恐らく、全チームの中で最年少HCなのでは。(調べてないからわかんないけど)

当然、選手と歳も近ければ同い年の選手もいる。それは、相当な苦労があることと思う。

どうチームを指揮するか、どう導くか。自分の役目は、使命は。。

個性の強さも、結果が伴わなければまとまりがないと言われる。勝てば個々の持ち味を存分に活かし合える素晴らしいチームだと賞賛される。誰よりもいちばん、いろんな想いのこもった2人の涙だったのではと思わずにいられなかった。それだけにこのシーンでだばーーーっと滝のように涙が溢れたことは言うまでもない。余談だけど。