Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

道。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

『わしら、どこで道、間違えたんかの。』

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昨日から、そのセリフが頭から離れない(笑)

どこで道、間違えたんかの。

わしら、いや、ワシ(笑)

…どこだろ(笑)

でもあながち間違ってないんかな。甘かったっちゅーことなんかな。

どっかのプロ野球選手やうちの人みたいにチーム一筋19年!てわけじゃない。どんなに長くたって、10年も同じチームに居続けたことはない。自分から去ったところもあれば、去らざるを得なかったところもあるし、契約満了でお別れしたチーム…と去り方は様々だけれど。それでもここまで17年、この仕事で生きてきた。

具体的な目標なんてなかった。

どんなチームでもいい、必要とされて頑張る選手を支えられるならどこへでも行く。この道を志した時からその想いは変わらない。

でも、具体的な目標がないとやっぱり路頭に迷うもんだ。優勝したい、勝ちたい。昇格したい…色々あれど、これはワタシが頑張っても、叶う目標ではない。実際に戦って、実績を残すのは選手。そのために戦闘態勢を整え、サポートするのがワタシの仕事。たとえピッチに立てなくても選手と共に壁を乗り越え、叱咤激励しながら苦楽を分かち合って、ピッチに立つときを迎えたい。

その想いは、プロじゃなくても叶えられると思っていた。学生だろうが、クラブチームだろうが、実業団チームだろうが、社会人アスリートだろうが、場所なんて関係ないと思っていた。

どれだけ勉強やバイト、プライベートと練習の両立が大変なのか、どれだけ仕事や家庭、プライベートと練習の両立が大変なのか、所詮ワタシにはわからない。大変さも痛さも人それぞれだから。一概に『分かるよ』なんて言えない。

そんな選手たちから見たら、糸の切れた凧はさぞかし悠々自適に見えるだろう。優雅に泳ぐ水鳥の足みたいに、見えないところで必死に足搔いて泳いでんだけどね(笑)

ワタシの想いはどうやったら報われるんだろう。自分が未熟だからこんな想いを抱えるんだろうか。まだまだもっと学びたいことなんてたくさんもある。でもそれを学ぶには時間もお金もかかる。そこに投資をするのは何の苦も感じない。それが選手のためになるなら、これほど嬉しいことはない。

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良い土壌、太陽の光、水、どれが欠けても、キレイな花は咲かない。

もともと土壌を表す『己』の星を持つワタシには、今のこの仕事は天職だと感じてる。植物が強く深く根を張り、天に向かって力強く伸びる、いい土壌でありたい。太陽と、水、それに+α 肥料なんてあれば、さらに土壌は豊かで良いものになる。一人では、どうにもならない。

あー…一人相撲してんのかなー、アタシ!

期待しないと暗示をかけ、ワクワクもしない…この状況すら、感謝すべきなのか?(笑)

さすがに…そんなにメンタル強かない(笑)

どこで間違えたんかな、道(笑)

天職なはずなんだけどな。

好きなんだけどな。

ワガママなだけ?

チーム、選手あっての仕事だもの。

こんなチーム、こんな選手に求められたい!っていうのは常々あります、もちろん。(それが目標なのか?)理想のチーム、選手に求められるために、今の気持ちも蔑ろにしないで向き合って自暴自棄にならずに、やれることを確実にやろう。辞められないならそうするしかない(笑)

こんな想いしないで済む道、あったのかな。

どっかで間違えたのかな。どこで間違えたんかな。

でも、いつだって道は後ろに出来る。

ぼくの前に、道はない。