Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

それぞれの、夏。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

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まもなく始まる、夏の高校野球 甲子園大会。

もうすでにどこの試合を観ても涙が出てくるっていう涙腺の弱さ🤣サイレンが響いてベンチから駆け出して整列する姿を見るだけで泣けてくる始末。投球数問題や色々賛否両論もある甲子園ですが。。夏はやっぱり見たくなるなー。

ただ、あまりにお涙頂戴的な番組作成などは好きではない。『そのもの』だけで充分感動的なんだもの。どこの誰かもわからない少年たちが勢いよくベンチ前から飛び出していく姿だけで泣けるんだもの(笑)

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190804-00057194-jbpressz-life

イシイの住む、福島県の強豪校の話です。

素晴らしい。。

学生スポーツって…いや、社会人スポーツもこうあるべきだと思う。勝ち負けよりも大事なものがある。勝ってなお、ならそれに勝るものは無いけれど。

今、ここで。

そのスポーツに打ち込むことが出来るのは一人の力ではなくたくさんの人に支えられてるということ。たとえそれが望もうが望まなくとも、チームに在籍する以上、その覚悟は持ち合わせて貰いたいと常々思うわけで。

社会人になればそれはもっと顕著。

全くと言っていいほど会社の利益にもならない部の活動に資金や休みなど色んなことを優遇してもらって試合に行く。勝ち負けはもちろんだが、快く送り出してもらうためには、応援してもらうためには…日頃の行いというものがついてまわる。

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プロであれば、そこに必ず『結果』を求められる厳しいセカイ。。

負けていいわけじゃないけど。

『人間』が育つ、誇れるチームでありたいと思う。それはトレーナーであるワタシが思うのは烏滸がましいことかもしれない。

ワタクシゴトの話を、少し。

5年前。チームを立ち上げた時、ワタシなりに腹を括っていた。それなりに覚悟も決めていた。カタチになるまで、頑張らないと。その責任は自分にあるとやや大袈裟ではあるけどそれなりの気負いもあった。

立ち上げてから、単独チームで試合が出来るようになるまで…長かったような、あっという間だったような。

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『あわよくば勝ちたい』とか思ってました(笑)

勝てなくても1トライは…とか。

結果、雨の中、1トライも奪えず7名ジャストで挑んだ初試合は散々でした。それでも誰も大きな怪我をすることなく戦いきったことに安堵して試合後に涙が止まらなかった。。

美談にする気は、ないけれど。

読む人が読めば、美化してるだけっしょ?と思われるのは百も承知。それでもこのチームでワタシはずーっともがいてた。

思うように伸びない自分のスキル。チーム練習になれば自分に集中出来ず…チームのためにという想いは常にあったけれど、それはもっともっと自己研磨のうえに成り立つものだったんだろうな、と。(もちろんその時は全力だったけども)正直、楽しかった想い出よりも苦しかったこととかしんどかったことの方が多かった。それでもあの5年間があったから出逢えた人がいて、気付けたことがあって、今のアタシがある。だから感謝しかない。

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ユニフォームをもらえた人、もらえなかった人。試合に出る人、出ない人。

誰か一人が欠けても『チーム』ではなくなるし、違った『チーム』になる。

まもなく始まる甲子園、そしてミニ国体。

選手の数だけ、それぞれの夏が来る。

愛すべき選手たちのために今の自分が出来ることを出し惜しみすることなくサポートします!