Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

ワタシはワタシを認めることにした。

うまく言えないけど、長い間かかっていた靄が晴れた。なぜか先月まであれほどイライラして仕方なかったのが嘘のように落ち着いた。

『私は、私を認めることにした』
キムスヒョン氏の作品名をオマージュしたわけではないけれど(笑)
今日、私は本当の意味でやっと自分のことを心底認めることが出来た気がする。大事なことだから2回言う。今日よ、今日!どんだけよ(笑)


自分では自分のことを認めている気でいた。
ダメなところも、ないものねだりしがちなところも、負けん気が強いわりに変にプライドが高いところも…『それもひっくるめて私だもん!』と受け止めて、自分のこと客観的に見れる人、とさえ思ってた。
でも、それ、表面的なパフォーマンスで認めたって思いこみたかっただけだったかもって、今朝になって急にスッと思えた。


ここから先はちょっと嫌な表現になると思う。でも正直な言葉で話そうと思う。
学生時代も、卒業してトレーナーとしての第一歩を踏み出してからも、一人だった。

もちろんいろんな方に助けてもらった。

ひとりきりで何もかもやってきたわけではない。でも、私はずっと一人だった。自分から周りと一線置いてきた。『私は、違う』。自分だけはvisionがあってそれに向かって努力してきた。みんなが遊んでる時もただひたすら夢を追いかけて努力して行動してきた…そんな、自負があった。それなりにずっと”優等生”だった。小さい頃から、勉強も運動も出来るコであれ。何でもいちばんを目指せ…そんな家庭環境も相まって、自分も家族もそれが当然で、まわりからもそう見られてたと思う。だから『出来る自分』でなければダメだという意識が自然と刷り込まれていったんだと思う。

井の中の蛙だったのよ。ただそれだけ。
世の中、自分よりすごい人なんていっっっっっっっぱいいることに当然気付く。もちろん、自分が一番すごいなんて思ってないし、カーストの頂点にいきたいと思ってるわけでもない。

知人や自分よりも一回り以上も若い子だったり、Twitterやnoteでは一念発起して普通の主婦がベンチャー起業しました!とか、まわりが目を輝かせてイキイキとすごいことを楽しそうにやってのけてるのを(もちろんその影には並大抵じゃない苦労もあるのもわかる)観たり聞いたりするたびに、自分がものすごく置いてけぼりを食らった気になって惨めな気がした。

初めは確かに先頭集団で走っていたはずなのに。いつの間にか2位集団に飲み込まれてさらにもっともっと飲み込まれて…飲み込まれて、当然。先頭集団だと思ってたそこさえ、勘違いしてたに過ぎない。まだ井の中だったのだ。その事実を頭ではわかってたはずなのに受け入れるのに時間がかかってしまった。みんなそれ相応の環境を求めて努力して必死に走ってきたんだ。私だって決して胡坐をかいていたわけではないしそれなりに努力はしていた。でも、一人だった。誰かに協力を求めたり一緒に頑張ろうと声を掛けあう仲間をつくることをしてこなかった。良くも悪くも。今がその結果なのだ。

それでも決して一人なわけではない。
助けてくれる人や話を聞いてくれる人はもちろんいる。
一人で突っ走ってきた結果、出逢えたひとたちだからここまでの自分を否定する気もないし、やり直したい、やり直せたらなんては思わない。この19年はこれでなかなか濃く、波乱万丈でいい経験だと思うから。ただ、そのバックグラウンドが違う相手を羨んだり、自分はなんてダメなんだろう…と思うのは違うんじゃないかと思えたわけ。今朝になって急に(笑)

例えるなら田舎の〇△商店みたいな個人商店が今の私。私が羨んだり眩しく見えるのは独立採算制のコンビニとかチェーン店。
商品は似たり寄ったりでも種類も値段も、ディスプレイの仕方も全然違う。それぞれに良さがあってファンも求めてくれる人も違うし違っていいのに…なんか無駄なプライドが邪魔して自分のところの良ささえもダメにしてきたのかな、と。すごいなって素直に思う。それと同時にどうでもいいプライドがのぞき見して『あたしだって出来るはずなんだ』って思うわけ。でもちょっと待て。アタシにも…じゃなくてさ、それはやりたいことなのか?必要なことなのか?ただただ張り合ってるだけなんじゃないか?と冷静になれた。今朝になって急に(笑)

きっと自分で思うより自分に必要だって思うことは自分から行動してるはず。
あとは〇△商店が出来ること〇△商店だからこそ出来ること求められることって何だろうって突き詰めていけばいいのかなって。
だって、独立採算制のコンビニのオーナーになりたいわけじゃないし、きっと今の私のスタイルは頑固おやじみたいなもんで、そう簡単に崩せないし、崩そうとも思ってない。崩してまでもやりたいことが出てきたら1㎜の躊躇もなく変わるんじゃないかと思う。

きれいごと言って納得させたんじゃなくて、ようやく私は私を認めることが出来た気がする。私は私のままでいいんじゃないかなってようやく素直に認めてあげられた気がしてる。

さぁ、ここからだ。

こんなイシイですがどうかこれからもよろしくお願い致します。