Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

事情と慕情。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

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昨日、母校のウインターカップ県予選を観にいったら、自身の当時を見たくなったという旦那ちゃん。すげーなぁ。常勝校にいるとこういうのちゃんと残ってるんだなぁ。

『3年生の○○(←旦那)と全国大会に行きたかった』なんて1年生に言われちゃって!!

ワタシね、直接言わんけど……自分で思ってるよりも慕われるタイプだと思うのよね。色々面倒くさがる割には!!(笑)

まあそんな話はいいとして(笑)

今日は片道10kmをすっ飛ばして、そんな旦那ちゃんの母校のら3決観に行ってきました。ビジネスチャンス獲得も視野に(笑)


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昨日久々に観に行って思ったのは、トレーナー普及率の高さ。コンタクトを取ったわけではないのでどういうところに所属してるのかとかは分からないけれど、見る限り治療系の方々。今の選手たち恵まれてるなぁ。。あたしらの頃は……いやいや。そうじゃない。未来ある選手たちの身体を守ってくれる人達が増えた。喜ばしいこと。

それと同時に思ったのは……ケアの方のトレーナーは認知度が上がってきた気がするけど……フィジコはどうよ?ってところ。

見たところ試合に帯同してきてるようなフィジコは見受けられなかったし(もしかしたら練習にしか来てないのか、目立たないスタンド観戦なのか🤔)、試合前のW-up等も選手たちでやってる模様。ま、選手たちの自立を考えればそれが望ましい。でもプロなんかだとフィジコがW-upしてるので……これは価値観、ですかね。

どうも、まだまだフィジコが軽視されがちな気がしてならないのは僻みでしょうか(笑)

W-up、トレーニング、コンディショニング。

大事だと思うんだけどな……。いや、フィジコよりもメディカル、アスレティックの方が『何か』あった時に頼りになる。その辺の事情は……致し方ない。1人で何役もこなせるスーパートレーナーになるしかない。

そこ。そこなんだよ。理想は。

一人で何役もこなせるスーパートレーナーになるには……、、いや、辞めよう。言い訳にしかならないから言わない。でもそこが今いちばんイシイが切なくなる割り切れなくなる…慕情とでも言いますか(笑)打開せねば。打開しないとずっとここで立ち止まる。

必要性と評価、対価のバランス。

必要とされるところでチャレンジしたい。

選手には今すぐわからなくても伝わらなくてもいい。でもせめてスタッフ陣には……必要とされたい。そこに必要とされないなら何の意味がある?何の意味もない。必要と見せかけた羊の皮を被った、都合のいい、丁度いい、と舌舐めずりをする狼……は言い過ぎかな。

でも、そこに命懸けてる人間もいることを忘れないで欲しい。自分の色んなものを犠牲にして費やして懸けて、選手のためチームのために嫌われても心を鬼にしてでも力になりたいと願う縁の下の黒子的な、フィジコたちのことを。

選手の痛みを代わってあげられたら。治してあげられたら。何度そう思ったことだろう。

でも、残念ながら代わってあげることも出来なければ治療してあげることも出来ない。

悲しいけれど、ワタシの仕事はそこじゃない。

選手やチームのために、必要とされるために。目に見えないものを提供する仕事だから。

磨き続けるしかない。自分を、技術を、人間性を。

マインドセット。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

マインドセット』。

その一言に尽きる試合だった気がする。

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勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。という言葉をご存知だろうか。

肥前国第9代平戸藩主、松浦清の言葉だそう。(てっきり野村克也氏の言葉かと思ってたw)

勝負は時の運とはいうものの、ひとつだけはっきり言えるのは『偶然に勝つことはあっても、偶然に負けることはない』ということ。失敗の裏には必ず落ち度があるはずだ、ということ。

『たまたま運がよかった』というのも、もしかしたら運を味方につけるような努力をしていたのかもしれない。

個人競技であれば、自分をマインドセットで整え、勝負に挑むわけで全て自分にはね返ってくる。それはチームになっても同じことなんだけど……意識の温度差というものは残念ながら低い方へは浸透しやすく、高い方へはなかなか伝染しにくい。

『気付け』、『感じろ』。

それを促すためにはきっかけや言葉掛けは必ず必要になって来ると思う。それをしないのは怠慢だと思う。また響かない届かないなら手を変え品を変え言葉をシチュエーションを変え。あらゆるやり方で想いを伝えようとするのもまた、こちら側の最低限の責任であると思う。それを辞めることは伝える側が逃げることにはならないか……?選手、チームには必ず『キーワード』がある。それは時と場合によって変化するだろう。チームは生き物だから。

今回、キャプテンが言ったキーワードは2つ。

『最低限の責任』と『楽しむ』。

それがどう、選手たちの心に響いたのかはわからなかったけど、少しずつ変化は見られた。ほんの少しだけど意識が変わり、行動が変わった。その『ほんの少し』の変化が今回の勝利を引き寄せたとイシイは感じてる。

昨年二度負けて、しかも未だ勝ち星を上げたことのない相手に勝つというイメージを持ちながら試合をする。過去の二戦ももちろん勝つつもりで戦ったわけだが、今回勝利したことで、次戦(実はすぐ来る)のモチベーション、イメージは相当変わって来ると思う。勝利が現実のものとしてアップデートされた今、『見え方』は変わったはず。

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初勝利の翌日の試合も、前回初対戦で2点差で負けた相手にオーバータイムでの劇的勝利をあげ、リーグ参戦2年目にして初の連勝。

もしかしたら本人たちは気付いてなかったかもしれないけれど明らかに一つの勝利が選手たちを変えた。どちらの試合も楽ではなかったし、よく勝ちきったと思う。試合に出れない選手もも含め、チーム全体が『勝つんだ』という雰囲気になっていた。(結果論と言われようが、思い込みだろうと言われようが構わんw)改めて勝利の魔法の凄さを痛感。

でも、ここからが真価を問われると思うわけ。

この歴史的(大袈裟w)勝利の次の勝敗、内容、いや、それ以前にそこに向かうまでの姿勢が大事。(……とか言うから嫌がられるのかもだけど笑)まぐれだと言わせるな。いや、不思議の勝ちはまぐれだったかもしれない。何でもいい。欲しかったのは『勝利』という事実。勝つということが潜在意識を引き出すきっかけになるからだ。高みを目指すことの楽しさを無意識に感じて、限られた時間の中で最前の努力をする。

『努力の成果を意識出来ればきっと何事も続けたいと思うはず』

NBAプレーヤーのマグジーボーグス氏が言ってた。"奇跡のレッスン " 内で。

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次はHOMEゲーム。支えてくれるたくんの方々の前での勝利を信じて。イシイも選手のために最前の努力をしようと思う。

JAPANと花園。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

ラグビーW杯JAPANの決戦の数時間前。

ここでも、負けられない戦いが。

決勝に行けないのは分かっていたので、、千羽鶴を。。そしたら準決勝の時にベンチに掛けてくれてて😳

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こちらも秋田で試合だったので、終わるまで携帯は見ないことに。何でもいい、勝って欲しかった。(それはこっちも🏀だったんだけどw)

あのコたちが勝つということにどれだけの価値があるか!当然相手は強い。勝って当然。それも向こうのこの一戦の勝利への価値。負けるわけがない、負けるわけにいかない。時にそれは挑戦者の味方になることもある。ましてや高校生だもの。

初戦と準決勝を間近でサポートさせてもらい。

全てを懸けることの難しさ、大切さ。

自分に厳しく強い気持ちを持ち続けて努力し続けることの難しさ……ラグビーだけが、とは言わない。けれど仲間のために身体を張り、雷じゃない限りどんな悪天候でも試合は開催され、汗と泥にまみれ、痛いのも苦しいのも抱えながら戦うこのラグビーというスポーツは…必ず、人生を豊かにしてくれると思うのです。

結果は残念ながら敗退してしまったけれど。

でも春の大量失点から半分以下に抑え、PGで3点をもぎ取った模様。いつも以上にいいタックル、いい試合をしてくれたようです。

コーチや監督からLINEで

『いい試合だった』とか『フィジカルアップのお陰です』とか。試合観てなのに泣けてくる(*꒦ິ⌓꒦ີ)

日本VS.南アフリカも熱かった。

点差以上に、ワタシは感激だった。前半なんて出来すぎでしょう。最後まで食らいつく姿勢。あれが心を揺さぶる。終わったあと、危険タックルでシンビンになった南アフリカの#1のムタワリラ選手と日本の稲垣選手の抱擁とかね!稲垣選手、尊敬してる選手なんですって。『俺に対して危険なタックルがあったかもしれない。でも故意でないのは分かっている。気にしなくていい、ありがとう。優勝してくれよな。』

なんて記事も読んだけど…カッコよすぎ(*꒦ິ⌓꒦ີ)

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こんな背中見たらハグしたくなるわーっ(笑)

って、話逸れたけど😅

あのコたちも泣いたのかな。

終わっちゃうの寂しいなって思ったかな。

もっと頑張れば良かったな…なんて思わなかっただろーな。そんな奴、いたら受験勉強の合間にトレーニング課してやる(。-∀-)

なーんて。きっと、その精一杯戦った背中を後輩たちが受け継いでくれるよ。特に一緒に戦った後輩たちは強くその姿を心に焼き付けたはず。

最後の試合、観たかったけど観なくて良かった、かな。いや、観たかったな。。

みんなと出会えたこと、忘れません。

楽しかったよ!ありがとう🙌🏼🏉

異常な愛情。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

東北地域リーグGAME5.6のため、金曜から横手へ。前試合から2ヶ月ちょい。

十分に準備出来る期間はあった。この期間しか出来ないぞ、とトレーニングも考えていたのですが……選手は仕事もあるし、チームは生き物だし。上手くは行かないもので。ちょっとフラストレーションの溜まる日々で(笑)

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選手たちのギアが入った……というか意識の変化がみられたのはホントに2,3週間前。1ヶ月を切ってからだったように思う。

チームはね、選手のものなんです。

スタッフのものじゃない。頑張るのも、戦うのも選手。いい施設があって、素晴らしい経歴を持ったスタッフがいて素晴らしい戦術を持ち合わせていても、どんなにいいトレーニングだったとしても。選手に合わなければ選手の力にならなければ意味がない(⚠️あくまで持論です)。

イシイは、選手が力強く上に伸びていけるように深く広く根を張れる土壌でありたい。

出張先から駆け付けた選手。

一度も試合に出る機会がなかった選手。

役割のない選手なんてうちには一人もいない。

試合に出ることだけが全てじゃない。

(そう思えるのはなかなか難しいと思うけど)

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前シーズンは2敗を喫した厚生倶楽部との今シーズン初試合。正直、チーム状態は良くなかった。あの真面目な……『彼』も半分以上やる気をなくしてました。しかも試合当日も頭に来ること満載!!(笑)話題に事欠きません、このチーム😱💦

ホントにホントに決して良くなかった。

でも、選手が全員で!勝ちきってくれた試合でした。でも色々あり過ぎて素直に喜べなかったっていう😅61-57のロースコアながら初勝利。

翌日への不安も残しながら…(笑)

温泉付きの快適ホテルで選手もいい状態で試合に挑めたのは大きかったかな。まさかの繋がりでG先生にもお世話になりました。

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2日目は快晴!

初勝利が効いたのか、いい顔してました(笑)

何度も言うようですが……本当に選手が頑張った。当たり前っちゃ当たり前なんだけど。

2.3週間前のキャプテンの言葉。

19年このチームで戦ってきた『彼』の想い。

少しずつでも響いてくれたのかな。

気持ち一つでこんなにも変わる。

ラグビー日本代表じゃないけれど、この2勝は誰も勝つと思っていなかっただろうし、

こんなに競った試合をするとも思わなかっただろう。むしろ自分たちですらどこまで自分たちの勝利を信じていたか…はちょっと謎だけど😅

気持ち一つでこんなにも変われるなんて、もっと強くなれる。もっともっと魅力のあるチームになる。このチームにいる意味、勝つことの意味、価値。もう一度噛み締めて欲しい。

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前回2点差で惜敗した山形にオーバータイムでの辛勝。90-86。スタミナなら正直負けないと、そこだけは自負させて頂きましたよ!!ワタシ!!(笑)

Driven。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

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人生史上最も髪を短くしたのに誰にもツッコまれなかったとです……(笑)

髪を洗うのが秒で終わる快感ったらない✨✨

スポーツ刈りとかガッツリ刈り上げ!までは行けませんでしたが……😅でもそこまで行ったら尚更誰にもツッコまれない気がするw

台風19号の影響による甚大な被害で当たり前だった日常をまだ取り戻せていない方々も多くいらっしゃいます。そんな中でも練習、試合が出来たことはとても感謝すべきこと。

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当たり前の日常は、当たり前じゃないんだってことを改めて噛み締めました(._.`)

最近、『カタチがあるものとないものの差』をよく感じてしまう。

カタチがあるものは当然手元に残るから対価を支払う、もしくは物々交換と言うのが当たり前という意識がある。

でも、カタチの無いものってちょっと軽視されがちなんじゃないかなって思えてならないのです(._.`)

カタチのないものって、カンタンに手に入ると思われてないかな。価値を知ってたら値切らない(値切れない)よね?心が狭いと言われるかもしれないけど😅サラッと聞かれたり、『お金かかんなかったら見てもらいたい(笑)』とか言われちゃうと何だか悲しい。

学校の先生に勉強を聞いて教えてもらえるのは当たり前かもしれない。でも授業外で聞くならば先生の時間を割いてもらって教えてもらうわけで。となると、それなりに的を絞って、というか何がわからないのか、どうしてわからないのか。調べたけど分からなかった。何度も解いてみたけどわからなかった……そこまでやって、初めて聞く権利ってあると思う。イシイ的常識です。

職人さんの世界だって、教えてください、じゃなくて基本は教わったとしてもあとは『見て盗む』ものじゃないのかな。トレーナー先を見せてください。どうやってW-up組んだらいいか教えてください。テーピングの巻き方、メニューの組み方。みんな、時と場合によって違うんです。それは基本があってのこと。そしてその選手、チームを観察して知っていなければ出来ないこと。カンタンに教えられないんです。

『トレーニング教えて』もそう。

やる気ない人、考えない人には…どうも教える気が失せるんです。ダメなのわかってるけど。だってせっかくのワタシの知識垂れ流しじゃん!!!みたいな(笑)お金お金、と言いたくはないけど。誠意って対価と同じくらい大事だと思うんだけどなぁ……。イシイ、決して教えたがりではないです。メニューをつくるのも、考えるのも、ポンポン湧いてくるわけじゃない。ちゃんと選手を見て、成果の上がるものを提供したい。じゃなきゃ、イシイじゃなくてAIでも誰でもいいじゃん。お金もらってるから、やることやってるから、成果が出ないのは選手の責任でしょー?なんて言いたくない。

必要とされるのと都合がいいのは違うと思うんです。その違い、わかりますか?

ワタシは『必要』とされたいのであって、都合のいい存在でいる気はないのです。そこは、ワタシのプライドです。対価が発生しようがしまいが関係ない(関係なくないけど)。本当に、イシイ必要?その疑念が一度心に巣食うと、なかなか埋まらないんです。『必要だよ』って言葉で言われたいわけじゃない。時として言われたらそりゃ泣くほど嬉しいけど、それがわかる関係でいたい。

そんなイシイを評価してくださる鶴岡体協の皆さま。今年で5年目になります。5年目の今年は何と指導者の方々向けの座学まで開講して下さることに!

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こういう相手には、対価以上の成果を、結果をお返ししたいと思うのが当たり前。とてもいい関係だと思いませんか?

そんな関係を築いてくださった鶴岡の兄こと純一さんには感謝してもしきれません。

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カタチのないものをどれだけ大切に出来るか。

Driven,ドリブンとは。

『身体の内側から出てくる原動力』という意味。イシイの仕事はカタチのないものを提供すること。だからこそ、人間磨かないとです。

ドリブン繋がり。

いま一番読みたい本です。

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厄介なもの。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

台風19号が猛威をふるってますね。

身の安全を第一に……

ラグビーW杯も影響受けましたね……。

我が家の近所も、うちのチームの選手の近所も水没したり氾濫したり……ラグビー観ながら呑めただけシアワセだなと思います。

試合を開催するか否か……今までなかった選択をすることはきっと誰もが悩んで悩んで決断したこと。文句のひとつも言いたくなる。それでも。カナダ代表選手たちの姿勢には脱帽。

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https://twitter.com/rugbyworldcupjp/status/1183268010267533313?s=20

ラグビーは、という気はないけれど。

どうしてこんなに胸を打たれるエピソードが多いんだろう。゚(PД`q*)゚。

そして、試合前から熱いバトル?が繰り広げられていた日本VS.スコットランド

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W杯仕様のハイネケン呑みながら一人観戦。

いやー……泣けました。゚(PД`q*)゚。

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https://lin.ee/70AuFrt?utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none

ラグビー憲章』にある5つの言葉。

品位 (INTEGRITY)、情熱 (PASSION)、結束 (SOLIDARITY)、規律 (DISCIPLINE)、尊重 (RESPECT)。ラグビーだけじゃないよね。

今、悩んでるんです(笑)

悩んでると同時に『やらなきゃいけない』んじゃないかな、と思うことが。それは……トレーナーの仕事から逸脱してます、完全に。" いいチームをつくりたい "それだけ。その想いだけ。はい、間違いなくワタシの仕事じゃありません。でも、たくさんのチームを観てきたからこそ、そのチームにおける『最低限の責任』とか、プロじゃないチームが選手を獲得するということはどういうことか、というのを説明出来るかな、なんて自負もあります。

あのね、ワタシ。

基本的には期待する、見返りを求める、ということはしないつもりでいます。

選手が頑張るのは当たり前。

ワタシ如きがどうこうしたから、ではない。

ハナから彼は彼ら自身の大切なもののために戦う。そこに、全力を出し切って欲しいと思える選手、チームだからこそ、もっといいものを、とかもっと選手のために、という想いが生まれる。決して頼まれたわけではなく自分の中から沸き起こる思いだ。

それでも人間だから、完全に見返りを求めない善意はなかなか難しい。これだけやったのに、なんてことは死んでも口にしたくないが虚しくなることはある。

『期待』の厄介なところは、取引の感情だという。つまり先に述べた" これだけやったのだからこれぐらいは…… " 的な想いとの割合がうまくいかない時に、人は腹が立ったりガッカリするんだと思う。そもそも、見返りを求めていないはずなのに、厄介だ。

”コントロールできないものではなく、できるものに意識を向ける”

他人はコントロールできないというのをまずは大前提にしておく方が、自分もいちいち苛立たなくて人生が豊かになるのではないかとは思う。それでも。" 生き甲斐 " を感じる仕事においては『それ、プライドが高いだけじゃないの?』と言われても、譲れないものはある。

尊重が感じられないと思うのは、自分も相手への尊重を欠いている、ということなのか?

自分だけは敬意を表して歩み寄ってるつもりだけど、それは所詮『つもり』でしかないのか。。

いずれにせよ、どうしていいかわかりません(笑)だから悩んでるんです。

来年度は…もしかしたらガラッと環境を変えてしまうかもしれません。たとえそれで今の全ての仕事を失っても、自分の気持ちに嘘はつきたくない。

ガラッと変えて、誰からもどこからも手も差し伸べられず声も掛けられなければ。それはイシイのプライドが高かった、我慢が足らなかった、ということでしょうね。そしたら考え方、生き方を変えなければならない。納得のいかない我慢を抱えたまま、無償の愛は注げないんです。。ごめんなさい。

そんな自分とも向き合い、自問自答しながら残りのシーズンを選手のために捧げて戦いたいと思います。

話は(だいぶ)逸れましたが

日本代表、史上初の全勝でのプール1位通過おめでとうございます🙌🏼

夢を食らう。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

講師を退いて2年が過ぎ。

なかなかトレーナーを夢見る学生と関わることがなくなった近頃。

存在だけはしているTwitterで、そんな若者たちの熱い志や活動を見てるとただただ感心するばかり。

書店では『好きなことだけで生きていく』みたいな本も平積みされてますが。

いや、手に取って読んだわけではないので何とも言えないけど…好きなことで、しかも『だけで』生きてくって、すごーく大変。突き抜けちゃったら大変じゃないのかな?

今でこそ、トレーナーという職業がメジャーになりつつあり、パーソナルトレーナーも今や芸能人や一流選手だけでなく一般の方々にも定着しつつ需要のある仕事。

でも、多分、ワタシ含め(自称)トレーナーの方々の多くはなかなか苦労されているのではないかと。いや、イシイの周りはすごい人ばっかりなのでそんなに市場価値がその程度、と感じることもないけれども…イシイ個人に限って言えば、そう感じることもしばしば。

技術をね、安売りする気はないんです。

お金と時間をかけて学んだものを大切な選手たちのために提供したい。それをタダ同然で『ちょっと教えて』っていうのは…ちょっと違うんじゃないかなぁって。

心が狭い、ケチ、と言われたら身も蓋もないです。現にワタシの恩師だっていつだって真剣に応えてくれたし教えてくれた。絶対に教えない、ってわけじゃない。誠意、というものがあるだろうと。

まぁ、誠意だけじゃ食べていけないのも現実ですが。相場があって、適正価格は市場が決めること。

安売りと自覚してても、続けていけばそれが自分の相場。逆も然り。自分が適正と思っても相手が高いと判断したら、その後仕事は来ない。

そうして積み上がってきて、今の仕事がある。それがきっと今のイシイの価値。

世の一般的に言うところのトレーナーの市場価値もそうやってきっと出来ている。

夢を食って生きていけた

時代も確かに刻んでみたという、、

剛の"花菱にて"の一節ですね(。-∀-)

夢を食って、生きていく。

それは責任と覚悟が必要不可欠…だと、思うんだ。食いつぶしてしまったら、何が残るんだろう。魔法が解けてしまうのか。それとも次のステージの夢がフードファイトのようにまた目の前に現れるのか。食べ尽くした者にしか、それは分からないことかもしれない。