Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

マインドセット。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

マインドセット』。

その一言に尽きる試合だった気がする。

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勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。という言葉をご存知だろうか。

肥前国第9代平戸藩主、松浦清の言葉だそう。(てっきり野村克也氏の言葉かと思ってたw)

勝負は時の運とはいうものの、ひとつだけはっきり言えるのは『偶然に勝つことはあっても、偶然に負けることはない』ということ。失敗の裏には必ず落ち度があるはずだ、ということ。

『たまたま運がよかった』というのも、もしかしたら運を味方につけるような努力をしていたのかもしれない。

個人競技であれば、自分をマインドセットで整え、勝負に挑むわけで全て自分にはね返ってくる。それはチームになっても同じことなんだけど……意識の温度差というものは残念ながら低い方へは浸透しやすく、高い方へはなかなか伝染しにくい。

『気付け』、『感じろ』。

それを促すためにはきっかけや言葉掛けは必ず必要になって来ると思う。それをしないのは怠慢だと思う。また響かない届かないなら手を変え品を変え言葉をシチュエーションを変え。あらゆるやり方で想いを伝えようとするのもまた、こちら側の最低限の責任であると思う。それを辞めることは伝える側が逃げることにはならないか……?選手、チームには必ず『キーワード』がある。それは時と場合によって変化するだろう。チームは生き物だから。

今回、キャプテンが言ったキーワードは2つ。

『最低限の責任』と『楽しむ』。

それがどう、選手たちの心に響いたのかはわからなかったけど、少しずつ変化は見られた。ほんの少しだけど意識が変わり、行動が変わった。その『ほんの少し』の変化が今回の勝利を引き寄せたとイシイは感じてる。

昨年二度負けて、しかも未だ勝ち星を上げたことのない相手に勝つというイメージを持ちながら試合をする。過去の二戦ももちろん勝つつもりで戦ったわけだが、今回勝利したことで、次戦(実はすぐ来る)のモチベーション、イメージは相当変わって来ると思う。勝利が現実のものとしてアップデートされた今、『見え方』は変わったはず。

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初勝利の翌日の試合も、前回初対戦で2点差で負けた相手にオーバータイムでの劇的勝利をあげ、リーグ参戦2年目にして初の連勝。

もしかしたら本人たちは気付いてなかったかもしれないけれど明らかに一つの勝利が選手たちを変えた。どちらの試合も楽ではなかったし、よく勝ちきったと思う。試合に出れない選手もも含め、チーム全体が『勝つんだ』という雰囲気になっていた。(結果論と言われようが、思い込みだろうと言われようが構わんw)改めて勝利の魔法の凄さを痛感。

でも、ここからが真価を問われると思うわけ。

この歴史的(大袈裟w)勝利の次の勝敗、内容、いや、それ以前にそこに向かうまでの姿勢が大事。(……とか言うから嫌がられるのかもだけど笑)まぐれだと言わせるな。いや、不思議の勝ちはまぐれだったかもしれない。何でもいい。欲しかったのは『勝利』という事実。勝つということが潜在意識を引き出すきっかけになるからだ。高みを目指すことの楽しさを無意識に感じて、限られた時間の中で最前の努力をする。

『努力の成果を意識出来ればきっと何事も続けたいと思うはず』

NBAプレーヤーのマグジーボーグス氏が言ってた。"奇跡のレッスン " 内で。

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次はHOMEゲーム。支えてくれるたくんの方々の前での勝利を信じて。イシイも選手のために最前の努力をしようと思う。