Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

夢を食らう。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

講師を退いて2年が過ぎ。

なかなかトレーナーを夢見る学生と関わることがなくなった近頃。

存在だけはしているTwitterで、そんな若者たちの熱い志や活動を見てるとただただ感心するばかり。

書店では『好きなことだけで生きていく』みたいな本も平積みされてますが。

いや、手に取って読んだわけではないので何とも言えないけど…好きなことで、しかも『だけで』生きてくって、すごーく大変。突き抜けちゃったら大変じゃないのかな?

今でこそ、トレーナーという職業がメジャーになりつつあり、パーソナルトレーナーも今や芸能人や一流選手だけでなく一般の方々にも定着しつつ需要のある仕事。

でも、多分、ワタシ含め(自称)トレーナーの方々の多くはなかなか苦労されているのではないかと。いや、イシイの周りはすごい人ばっかりなのでそんなに市場価値がその程度、と感じることもないけれども…イシイ個人に限って言えば、そう感じることもしばしば。

技術をね、安売りする気はないんです。

お金と時間をかけて学んだものを大切な選手たちのために提供したい。それをタダ同然で『ちょっと教えて』っていうのは…ちょっと違うんじゃないかなぁって。

心が狭い、ケチ、と言われたら身も蓋もないです。現にワタシの恩師だっていつだって真剣に応えてくれたし教えてくれた。絶対に教えない、ってわけじゃない。誠意、というものがあるだろうと。

まぁ、誠意だけじゃ食べていけないのも現実ですが。相場があって、適正価格は市場が決めること。

安売りと自覚してても、続けていけばそれが自分の相場。逆も然り。自分が適正と思っても相手が高いと判断したら、その後仕事は来ない。

そうして積み上がってきて、今の仕事がある。それがきっと今のイシイの価値。

世の一般的に言うところのトレーナーの市場価値もそうやってきっと出来ている。

夢を食って生きていけた

時代も確かに刻んでみたという、、

剛の"花菱にて"の一節ですね(。-∀-)

夢を食って、生きていく。

それは責任と覚悟が必要不可欠…だと、思うんだ。食いつぶしてしまったら、何が残るんだろう。魔法が解けてしまうのか。それとも次のステージの夢がフードファイトのようにまた目の前に現れるのか。食べ尽くした者にしか、それは分からないことかもしれない。