Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

シアワセについて本気出して考えてみた。笑

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

こんなことを書くのは恐らく最初で最後です。

バスケの試合の帰りの車中会話は、勝っても負けても熱が入ってます。どちらからともなく試合の話になるんですが…まぁ、どちらかと言うとアタシが激昴してたり泣いたりしてる事の方が多いんですが(笑)

相方がいるチームのトレーナーをする。

考えたこともありませんでした。

チームの選手に対して恋愛感情は抱いたことはないし、そういう対象で見たこともない。

相方は、毎年定期戦をする相手チームのキャプテンでした。

と言っても顔くらいしか知らず、スリーポイントをズバズバ決めるシューターという印象しかありませんでした。

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結婚した頃、相方のチームは低迷真っ只中。

キャプテンだった相方は悩んでいたし、何とか力になりたいと何となく試合や練習に行き始めたのが始まりでした。

誰も来なくてもボールを小脇に抱えて一人練習へ向かうのが仕事後の日課。長年染み付いた習慣だったのかもしれません。

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残念ながら、私がチームに帯同するようになってから全盛期ほどの彼のプレーを観ることは出来なかったように思います。

一花咲かせてやろうと頑張ったシーズン。

恐らくこれが最後の、全国実業団大会へのチャンスだろうという試合。相手は長年私が帯同してきて、相方と出逢うきっかけになったチームとの対戦でした。

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劇的な幕切れでした。

最後は何と、相方自身がファウルを取られFTを献上してしまい72-73で敗れるという…。

思えば、それが試合で活躍する姿を見た最後だったように思います。

出来ていたことが出来なくなってきた。

若手の成長や勢いが著しく伸びた。

芯のある頼れる新人たちが入ってきた。

試合に出ることのない、最後の最後のシックスメン。もはや砦。(オブジェではないw馬鹿にしてる訳でもない⚠️)

モチベーションをどこで保っていいかわからず、それでも真面目な相方は残業や何かで行けない時以外は真面目に練習に赴く。

お情けで使ってもらいたいだなんてこれっぽっちも思っていない。

もう自分が出る幕ではない。

もう、心は決まったようです。

個人的なことを言えば、今回の大会が相方と同じチームになってから全国出場への最後のチャンスでした。

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クソ真面目です。

不器用です。

最後に連れてってもらいたかったな…(笑)

次戦が一緒に帯同する最後の遠征になるかもしれません。

いつまでも続くわけじゃないんだ。

やれるってことがどれだけ幸せなことか。

あたしも曲がりなりにも30過ぎてから、ラグビーの選手として試合に出た。

選手側の気持ちも

引退を決断する身内としての気持ちも

チームのトレーナーとしての気持ちも。

色んな痛みやしんどさ、引き際。色んな想いと向き合ってきました。

だからこそ、出来るうちにもっともっと貪欲になって欲しい。分からないことが若いことなのかもしれないけれど。

アタシにごめんとありがとうを伝えてくれた選手たち。『ごめん』は、申し訳ないな…。

自分たちの試合なんだよ。

自分たちのチームなの。

自分たちのために、もっともっと貪欲になれ。もっともっと勝利に飢えろ。

勝つということに中毒になれ。

でも、シアワセなことです。

『ゆうこさんも含めて、チームだから。』

愛読書『チーム』のラストのようなセリフを

まさか現実に選手からもらえるなんて。

夢にも思わなかったデス。

イシイもまた、シアワセ者なのです。

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