Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

隣り合わせ。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

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https://youtu.be/2jGKD-M1ugA

物議を醸したプリンセス駅伝。

陳腐だけど、見た瞬間『すごい』と一言だけ、

もうその一言に全ての想いが凝縮されてます。

誰にでも出来ることじゃない。

監督は、競技中断を申し入れていた。

大会役員に伝わらなかった。

自分で途絶えさせる訳には行かない、と襷を繋ぐことだけを考えて進む選手。

競技中止の申し入れが審判員?選手の元に届いたのは中継地点20m手前だったとか。

数100メートルを四つ這いで進み、血だらけになった脚の痛みよりも、捻った足の痛みよりも彼女にとっては『襷を繋げない』ことのほうがきっと我慢ならなかったのだろう。

メディア、世間は彼女のことをそっとしていてあげて欲しい。

止めるべきだ、いや、素晴らしい!

色んなこと言う人がいる。

あの場面で進むことを決めたのは彼女自身。

それは他人が言う正解でも間違いでもない。

言う人が変われば正義も変わる。

最後に決めるのは選手でいいと思う。

続けたことで選手生命が絶たれてしまうようなことがあっても、自分で決めたことなら納得が行くはず。。

トレーナーなら、本来はそれを止めなければならない。それでもそれは時と場合に寄るけれども、選手の意志を尊重出来る信頼関係を構築しておきたい。

選手が後悔しないように。

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『シアワセな時間』は長くはないから。

少しでも長く、その時間が続くようにサポートするのがワタシの役目。

決断するのは選手の自由であり、権利である。

そしてその決断には責任と覚悟がいる。

それを見守る側にも責任と覚悟がいる。

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自由も権利も、責任と覚悟は常に隣り合わせ。