Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

藁になりたい。

くどいほど、縁についての話をすることが多いけど…それほどまでにアタシ自身がやはり縁によって生かされてるなぁと感じずにいられないからであって。

昨年、県の選抜チームに帯同させてもらった時になんとも懐かしい再会がありました。と、言っても『ん、どっかで見たことある』レベルの記憶😅どっかで会ったことあるよね?なんてナンパレベルな声は掛けてないけど、指導しているチームに弟がいました。どうりで雰囲気似てるはずだわ…と再会は勘違いか、と思ったら。

『オレ、高校の時にイシイさんに教わったことあるんですよ』と。なぁーにぃーーー😱

申し訳ないとは思ったけど、そんな記憶はなかった。ただそのチームに行ったことは鮮明に覚えてる。選手の顔を覚えていないのには理由があって(言い訳😅)。スポット的な関わり方で、夏休みにほんの2,3回。それも10年くらい前。そして男女一緒に指導していたので…雰囲気のいいチーム、選手たちだな、という記憶だけで、もはや誰一人名前も顔も記憶にありませんでした😅

そこの先生との出会いもまた、繋がりでした。

その学校とものちに違う競技で繋がり、そこで繋がったT先生とは今は学校は変わりましたが県の頂点を目指してまたご一緒させていただいてます。繋がるもんだなぁ…。

そんな、再会した彼。

非常勤講師を経て、今は公立高校で教鞭をとりながら部活動も指導しています。自身も県選抜として活躍する選手。しかも心根もいい、真面目で熱血で、きちんと人の目を見て話をしてくれる、そんな奴。そんな先生に指導してもらえる学生は何てシアワセなんだろう。…っていうのは、『こっち目線』なのかな。熱量に差があると、お互いツラい。

彼との話で出た『いずれ気づいてくれれば』。

イシイ、選手としては本当に下の下。全国なんておろか、県大会だって1,2回しか出たことない。トレーナーになってからの方が強豪と言われるチームや選手と接してます。

だからイシイがついてるチームの選手たちはイシイなんかよりずーーーっとレベル高いところで頑張ってたり、経験のある選手だったりもする。今就てるチームは全てそう。自分より歳が若かろうが学生だろうが、指導の基本は選手リスペクト、選手ファースト。
選手のためにと思って(良かれと思って、になってはいけない)自分のことは二の次、三の次。それで尽力しても選手が適当だったり中途半端だと悔しい。勿体ないなぁって思う。それは今のこの立場だから思えることで、『いずれ気づいたくれれば』なのかもしれないけど。

だから…たとえ必要とされなくても、その選手が困って、藁にもすがりたいくらい困ってる時に、せめて目に留まる藁になれたらなぁって思う。結構しんどいときもあるけど(笑)

10年以上前、某チーム。核となる選手たちが同い年でした。でね、全然必要とされてなかったんです。それでも試合には帯同するし、テーピングやW-up、クールダウン、雑用もやる。

だから選手を『知らない』わけにはいかないから毎日毎日練習には行くけど見てるだけ。何もしない。必要とされてないから😂

悔しかったけど、通い続けた。仕事だしもう意地だけだったかも(笑)

でも、数年経ってその時の選手とミニ国体でばったり会った時、かな?あの時ごめんってメールをもらいました。今になってあの時のありがたさがよくわかったって。あー、意地だったけど行ってて良かったなぁってほんとに思えた瞬間でした。情熱と想いは時間がかかっても必ず伝わると信じてます😁

もちろん指導するからには強いチームを作りたいと誰もが思う。でも学生スポーツなら、まずはしっかりその競技を学んでもっと知りたい、上手くなりたい、面白い!って思わせられるようなチームや選手を育ててほしい。彼は、そこを強く願っている人間。だから繋がれたのかな、なんて思ってます。

だから、ワタシは藁になりたい。

ん?おかしい?🤣

追加。

言われて気付きました。真意が伝わらない😂

『藁をも掴む』の藁は、役に立たないもの。

いいんです、イシイ的比喩なのです!

役に立たないであろう藁でさえも掴みたいときに、その藁にすらならなかったら…本当に悲しい。一縷の望みをかけて掴む、せめて藁に。

役に立つかどうかは掴んだ人次第かも。でも、全力で助けたいと思います。