Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

もやもや。

某TV番組で、アラフィフ?の芸能人の方がダイエットに成功したと話してました。

ちゃんと聞いてなかったけど、恐らく指導してくれた方がいたとは思うんです。

再現とVTRを見ても、初心者向けのトレーニングで強度も低め、食事も見直して、とあまり無理はせずに3ヶ月で7kg?だったかな?減らしたと。たしかに背中もスッキリ、肌色も良く、素敵でした。

だから、ああ、自分に合ったものを見つけられたんだなと微笑ましく…というか運動指導に携わる者として自分が担当したクライアントのように嬉しく拝見しました。

にも関わらず!

その後の展開にちょっとした違和感を覚えてしまったのです。

そのやっていたエクササイズを、その芸能人の方がMCの方々に伝授する、という展開。

⚠️ここからは(いや、今までもだけど)完全にイシイの個人的見解ですので『いやそれは違うでしょ!』と思う方もいらっしゃるかも…しれません🙏💦⚠️

実際に経験したことを、経験した方が実演説明する。なんら悪いこともおかしなこともありません。でも、でも!!!

そこはせめて"プロ"を交えてやっていただきたかった。実際、披露していた腕立て伏せもかなりレベルを下げた誰でも出来るようなものでした。え?これでいいの?みたいな反応もあり、いいんです!みたいな。そこから先は都合により観れませんでしたが…いや、、フォームの注意点とか、伝えてましたよ。伝えてた、けども。プロの方が引き出しも伝え方も持ってるのに!!と思っちゃったんですよね。。

経験したことを、人に伝える。素晴らしいことです。でも、、せめてTVで流すなら、そこにプロも交えて欲しかった。『誰でも出来る』は大事なことです。さらに言うなら『正しく、かんたんに、誰でも出来る』が理想であって。その正しさっていうのは一定のセオリーはあれど、対象者を視てプロは伝えています。それが、私たちの仕事なんです。

情報は溢れかえっていて、無料でもそれなりにハイクオリティなものも手に入ります。あまりにかんたんに手に入り過ぎると、世間的な価値観が下がってしまう気がしてなりません。誰かに何かを教わったり、お願いするということはタダであったとしてもタダじゃないんだけどなぁ…。こんな話するとイヤラシイですが。痛いところがあれば病院へ行く。診察料を払うのは当然のこと。薬💊をもらう、治療してもらう。だから、お金を払う。無料で診てよ、薬ちょうだいよ、とは誰も言わないのに。それがトレーニングになるとどうでしょ。

『せっかくいるならちょっと教えてよ。』

あまりにも都合が良過ぎると思いません?(笑)

飛行機や新幹線の中で『お医者さまはいらっしゃいませんか?!』とは訳が違う🤣

しかもこの『ちょっと』には対価は発生しないんです。たとえ友人に美容師がいたとしても、ちょっと切ってよ、とワタシは頼まない。お願いするならきちんとお金を払う…よね?え?😅

それに比べたら、なんと軽視されがちなワタシたち(いやワタシだけ?)の仕事😅

たかがTV番組でそんなことを思ってしまったワタシは心が狭いのかも…しれません。もやもや。