Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

逃げるは恥だが役に立つ。

2016年。同タイトルのドラマが大ヒット。

何故だか、一度も観なかった。あのダンスも結婚式の余興や謝恩会、イベントなどあらゆるところで多々目にしたが真似することもなかったのだけれど(笑)今になって、この言葉に思わぬ再会をした。これ、ハンガリー🇭🇺の諺なんだそう。逃げる、という言葉はどうしても後ろ向きな表現に聞こえてならないのだけど、この言葉には『自分の戦う場所を選べ』という意味があるそうだ。今いる環境にしがみつくのではなく、逃げることも選択肢にいれ、自分の得意なことが発揮できる場所に行こうー…。なるほど。自分の居場所は自分で選ぶ。真っ向から立ち向かうのではなく、回避していくことも賢く生きていく上で必要なスキル…ではあるけども。イマイチ腑に落ちないイシイです。

じゃあお前逃げたことないのかよ!と言われれば、あるような、ないような😅尻尾を巻いて逃げるということはないけど、逃げる(回避する、やめる?)ことを正当化させるようなものを見つけたうえで、逃げたわけじゃないと思い込ませてるのかもしれない。でも明らかに自分に非がある時は嫌だけど嘘つかずに素直に謝るけどな。。ってそんなこと当たり前か😅

ただし当然のことながら逃げてばかりではいけないわけで。そんなことはきっと誰もが心の奥底で思ってること。何かに挑戦することは、結果に如何に関わらず必ず自分を成長させてくれる。挑戦し続けていく中で、行き詰まったりどうにもならなくなったら…逃げて(方向を変えて)みる。そこの匙加減が上手な人はストレスとの付き合い方も上手い"生き方上手"なのかもなー、なんて。だからといってみんながみんな上手く生きられるわけじゃないから、上手い人を見ると羨ましく思っちゃうんだけどさ😅

会社を起こしたり、桁違いのフォロワーがいたり、何もかも捨ててやりたいこと0からやってみたり。発言力や表現力がずば抜けてるわけでもない。世界にはすごい人たちがたくさんいる。20年前はトレーナーなんて言葉はそんなに知られてなかったけど、今やトレーナーを名乗る人も目指す人も五万といる。上を見ても下を見てもキリがない。誰かに必要とされていないと感じた時、自分の居場所ですら見失いそうになる。自分の居場所は自分で創るだけど、相手があってのこと。必要とされなければ成り立たない。

『自分の戦う場所』を見極めて、そこで大いに奮闘すれば良い。誰と比べることなく、目の前の、自分を必要としてくれる人たちのために全力を尽くせば良い。他の世界に多少なりとも羨望があったとしても、本気で手に入れたいなら挑戦すれば良い。【自分にはここがお似合い】なんて身の丈にあった、みたいな考えこそいちばんやっちゃダメなカッコ悪い『逃げ』だと思うわけよ。自分の戦う場所は責任と覚悟をもって自分で選ぶ。それこそが、逃げるは恥だが役に立つってことなのかな、なんて。

世の中、すごい人なんてたくさんいる。

ワタシの周りにも仲間にも、たくさんいる。

そんな人たちの言葉や頑張りを見るたびに、自分は?頑張ってないんじゃないか、挑戦することから知らず知らずに逃げてるんじゃないか、とかってチクチク心が痛んでたわけです。

でも、考え方を改めようかなと。

逃げたんじゃない。

ここで戦いたいって自分で決めたんだって。

勘違いした独りよがりにだけはならないように周りの刺激を心地よく受けながら、戦い続けようと思う。

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" Szégyen a futás, de hasznos. "

逃げるは恥だが役に立つ

(誰かネイティブで聴かせてw)