Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

知足。

昨日から一気に気温が上がり一斉に花々が咲き出したので見頃を逃すまいと久々の朝Runへ。

靄ってんなー、と思ったけどそうか黄砂か😑

でも花粉も黄砂もなんてことないワタシ(笑)

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『散る桜 残る桜も 散る桜』

はて、誰の句だったか。

良寛、辞世の句でした。
散りゆく桜があれば、未だ美しく咲き誇る桜もある。しかし結局はどちらも散る。まさに"諸行無常"の定め。

そういえば、桜の花言葉は『精神美』

満開に咲いている桜も
いつ嵐が来て散ってしまうかもわからない。
諸行無常だからこそ今を生きる、今砌の今を精一杯に、ご縁を大切に生きる…。一見ドライでど正論に聞こえる禅の言葉。でも何かと身に沁みる今日この頃(笑)


今日は30日。晦日詣に神社へ。

お賽銭を入れて手を合わせた時にちょうど本堂の中から宮司さんの神楽鈴の音が!なんてグッドタイミング。有り難く合掌🙏

朔参りはどうしても願望系な挨拶になりがち。逆に晦日詣はこの1ヶ月にあったいろんなコト全てへの感謝を伝えにいく。いいこともイヤなことも起こったことに全てに、まずは感謝を。

いいことばかりじゃないからねー、なんて歌もあったけど、良いこと、好きなこと、楽しいこと。人生そればかりじゃない。むしろアタシは楽しいっていう感情が欠落してるんじゃないかと思うことも……その話は置いときましょ😅

『足るを知る』という言葉。

語源は、老子の"知足者富"という言葉だそう。 
足るを知る者は富む。富むといっても金持ちになると言う意味ではない。(それはあさましい😅) 足るを知る人は幸せになれる。足るを、知る。『無いもの』『不足しているもの』には気付きやすく、ある人、ある場所が羨ましく思える。でも本当に何もないのか?『足りてるもの』『すでにあるもの』を見落としてないか?軽視してないか、、。ないものや不足してるものに腹を立てたりするのは無駄だと分かっていても、未熟なワタシは毎度毎度イライラするのです…悲しいかな、未熟すぎる。

でもさ、楽しみもメリットも…『そこにある』も話じゃないと思うのよ。そこにあるもんじゃなく、そこにいる人たちで創り出すものだと思いません?それを『そこにある』ものだと思うから、つまんないとかデメリットに感じるんじゃないかな。つまんない、とかメリットがないって思ったら"やーめたっ"の前に、自分にとってそこは何なのか。自分の手で、仲間と共に楽しさや価値やメリットを創り出す情熱を注げないものかと考えて欲しいなと思うわけです。自分もそうでありたい。

だから腹立つことは多々あれど、不平不満を口にしたり態度に出すよりも(出してるんかい!)目の前のこと、今あるものに対して情熱を注ごうと思うのです。あるもの、いる人をもっともっと、大切にしないと。

自分自身の"当たり前"や"常識"、"〜すべき、あるべき"の感覚には蓋はしない。自分はそれで良い。人に求めず寛容に受け止められれば良い。

どんな場所でもどんな状況でも流されることなく、一生懸命になすべきことをなす。人生が順調である時も逆境にある時も、自分の『外(周りの人や環境のせい)』にせず、自分自身の務めをきちんと果たす。そこに信念と情熱を注げる素敵な大人になりたい(笑)

『吾唯知足(われ ただ たるをしる)』

必要なものは、もうすべて足りている。

一見ドライで、ど正論のようで、、でも何かと身に沁みる、禅の言葉。