Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

守るべきもの。

"ルールは破るためにある。"

一体誰がそんなことを言い出したのか…。

そりゃぁね、車来てなかったら赤信号でも横断歩道渡っちゃったり、とかルール破ったことワタシにだってあります。生まれてこの方、一度もルール破ったことありません!!って人はきっと皆無だとは思うけども。基本、ルールって守るためにあると思うんです。

学校生活や就業規則はもちろん、スポーツやゲームにもルールがある。ルールを守らず好き勝手にやっては観てる方もやる方も面白いことなんて一つもないし、守らなくてもいいルールなら、そんなルール存在しなくていい。

でもただ守ればいいか、と言ったらそうではないと思うんです。たまに『あれ?このルールおかしくない?』と思った経験は誰しもあるはず。そう言う時には黙って従うのもどうかと思うし、勝手に破るのもどうかと思う。

ルールはそれが設定された時の時代や状況、環境に合わせて設定されているはず。それらが変わればアップデートしなければならない。だからスポーツのルール改訂なんかは頻繁にありますよね。よりよく、より面白くするために為されてること。ルールは規則であって正解ではない!これが規則=正解になると正義の定義と同じになりかねないと思うわけで。

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https://passionate-heart.hatenablog.com/entry/2021/02/01/095529

何のための規則なのか、を考える必要があると思うんですよ!!!ルールは破るためにあるんじゃない。破った方がいいと思うなら黙ってやらずに周りを納得させる、アップデートした改善提案をするべき!!誰も傷つけないとか迷惑かけてない、とかはね、個人の匙加減だと思うの!!…あまり言い過ぎるとこれはイシイの正義でしかないのでやめときます。

(熱くなってるのにはちょいと理由がある…)

"型をしっかり覚えた後に"型破り"になれる"

故・中村勘三郎さんの名言です。

最近何かの番組で市川猿之助さんも言ってました。型があってこその、型破りであって、型(基本)がなければそれは型無し。その一方で、型に囚われてばかりいても進化が出来ないのも事実…んーー!何とも奥が深い!!

型も、ルールも、『何のために』を理解したうえで守る、もしくはアップデートしていく必要がある。

剣道や茶道などで、見掛ける『守破離』も近いものがあると思う。

【守】: 師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。

【破】: 他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。

【離】: 一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

型を【守】る、→型を【破】る、→型を【離】れる。 全て、これ。破天荒に見える人だって、成功している人は必ず基礎や型があるはず。

バレなきゃいい、怒られないからいい、自分さえ良ければいい。もしくは誰も傷付けたり迷惑かけなきゃいいでしょ、もっと最悪なのは自業自得で俺が悪いんだし、的な開き直っちゃう"肝が座ってる"を勘違いしちゃってるタイプ。それはね、、型破りでも何でもなくて、ただ単に自己中なだけだと思うのです。それで得すること、何もないと思うけどな。

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怒るの苦手です。でも、注意はします。

それでもバレなきゃいいや、怒られなかったセーフ!みたいなのは違うよ、と言いたい。

守らなきゃならないこと、守った方が断然いいこと。みんな本当はわかってるはずなのになぁ。失くしてから気付いても遅いのになぁ。