Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

鮮度。

失言したことを日本では『口が滑った』という。英語だとこれが"舌👅"に変わるらしい。まさに文化の違い。

言うべきではないことを、うっかり言ってしまう。またその言葉を指して失言、という。

ずーーっと、言葉を大切にしてきた。

親しき仲にも礼儀あり、と常に思ってはいても可愛がってもらってる目上の方に対して馴れ馴れしい言葉や態度を取ることも、ある。それでも節度は弁えているつもりだけども。

伝えたい想いはきちんと声で、伝えるべきだと思ってる。もしくは直筆の手紙。お礼も祝福も謝罪も。これは、昭和の感覚なのか🙄

もちろんLINEやメールでもいい。イシイが大切にしてるのは言葉や想いをよりしっかり伝えるには"鮮度"が重要なんじゃないかと言うこと。

お祝い🥂やお礼はもちろんだけど、謝罪であれば尚のことこの鮮度は重要だと思う。

自分の声で伝えることを何より大切にしていると言いつつ、苦手なことがある。それは"怒り"の感情。そんなにそんなに沸点が低いつもりではないけれど、いかんせん完璧主義で曲がったことが嫌いなので大なり小なりイラっと来ることが多い。大概のことは飲み込むことにしてる。アンガーマネジメントじゃないけど、何故そのような行動、発言に至ったのかを考える。まぁ仕方ないわな、と収められるときもあれば仁義を欠いた(仁義ってw)言動だと一気に沸騰する(笑)それでも怒鳴ることは、ない。多分生涯で怒鳴り散らした記憶はない。怒鳴られたことはあるけど。怒るのってエネルギー使うじゃん…😅すっごい頭に来ても失言したくないし(どんなに相手に非があっても)相手を頭ごなしに全否定するようなことは言いたくない。厳しいことを言って疎遠になった関係もある。もうその時はそれを覚悟のうえで相手に伝える。そこまでいくと分かってもらおうなんて思わず、あなたのこういうところに関して私はこう思う、と言うことを伝えて距離を置く。あとは関わらなければいい。

勝手な言い分かもしれないけど、論破したいわけではないので分かってもらえなくてもいい。あ、分かってもらいたい人、縁を切りたくない人にはきちんと声で、それも新鮮なうちに伝えるかも🙄それでダメなら自分が悪いから仕方ないんだけど。

売り言葉に買い言葉、と言うように怒りに乗じて言葉を投げつけられたら気持ちいいだろうな、と思わなくもない。ただ、一時の激情で口から溢れた言葉には一瞬でいろんなものを失う力がある。そして火に油を注ぐように言わなくて良いことまでどんどん出てくる。相手を罵倒するつもりだったその心ない言葉が、まわりまわって、いつか自分に跳ね返ってくる気がしてならない。その瞬間はスッキリするかもしれないけれど、後味が悪い。それが、嫌なのだ。

だから、良いか悪いかは別として怒りを伝えることが苦手です。しょっちゅうイラッとするくせに(笑)

イラッとした瞬間、それは自分の世界の中での常識や感情で反応したこと。言葉を選べないほど追い込まれていたのか、余裕がなかったのか…とちょっとでも相手を思いやれたら、かける言葉もじっくり選べる。こちらがどんなにそう消化しようとしても相手は知る由もないことなので第2波が襲ってくることも…多々、ある(笑)そうなると、もはや"そういう人よね"という分類になり距離感が変わる。それでいい、と思ってる。

失言はその人に対する見方を一瞬で変えてしまう。

何を選ぶか、鮮度は、伝え方は…

言葉を話せる人間だからこそ、大切にしたいなと思うのです。