Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

型。

昨日たまたまかけていたTVでいい話を聴きました。著名人が課外授業というスタイルで若者に話をする、というもの。

若者は性別も職業も様々。高学歴ニート、ホスト、ダンサー、役者志望…俗に言ういたサラリーマン的な肩書の方はいなかったように思う。

ようやく話題作にちょこちょこ出始めたのに今回のコロナ禍で仕事がなくなりバイト生活に戻ってしまった、そのバイトを続けることにも違和感が…と言っていた若者に対しては『好きなことなら何だって我慢して続けられるよ。好きなことをやるのに我慢してやらなきゃいけないことがあって、それがどうも我慢出来ないっていうのは、そんなに好きじゃないんだよ。それならすぱっと辞めた方がいい。』と気持ちいいくらいばっさり切り捨ててました。若者の気持ちも…わからなくもない。きっと、そこそこ有名な作品に出始めてしまって、もっと芝居がしたいのに!せっかくチャンスが来たのにこれじゃすぐまた誰かに取られてしまうかも…とか変な焦りみたいなものを感じてしまって、でも何も出来ないし…(この場合の何も出来ないはきっと自分で思い込んでるだけ、かも)とか思ってしまったんだろうな。見方を変えればバイトがもしあるならそのバイトは演技に何かつながるかもしれない。バイトすらないなら本、映画、何だって練習することも、ヒントも転がっていたはず。。側からみたら同じこと思われてるもしれません、イシイも(笑)

高学歴ニートの若者。一流企業に入社したのにやりたいことが出来なかったから辞めた。。

イシイ、この著名人の話を聴くまではやりたいことをやるためには2つしか選択肢がないと思ってました。1つはやりたいことをやるために、違う何かをする。さっきの役者志望の若者みたいに役者がしたいからバイトを掛け持ちしてでもやれる道があるなら、やるというスタンス。もう1つはやれるかもしれない環境に身を置いてある程度耐える。所属できる事務所がある、稽古する場があるなら仕事や役がもらえなくてもそこにしがみついて何でもやって、チャンスが来るのを待つ。どちらかしかないと思ってました。(イシイ自身は前者を選んだ。)

それか偉くなる!!あ、あれは正しいことをしたければ、でしたね(爆笑)

でもあの場合、青島のやりたいこと=正しいこと、だと思うので。ん?踊る○捜査○の和久さんの名台詞でした。

やりたいことをやるには、自由にやるには、ある程度の我慢も必要だと言ってました。そして絶対やってやるんだという強い意志、周りを圧倒的に納得させる実力を身につけろ、と。破天荒だ、型破りだと言われて来たけど、嫌なことも我慢して基礎を学んでその上で自分らしさ、自由に、好きなことをするから『型破り』なんだと。その基礎もなしにやりたいようにやってやるぜー、は『型なし』だと言われた、とも言ってました。そしてどうやってこの地位まで上り詰めたのか、と聞かれて答えた言葉は。別に特別なことはしていない。ただ目の前のことをコツコツと真面目に一生懸命に取り組んできただけのこと。それをたまたま誰かが見ていてくれた。それだけのことだ、と。

やりたいことが出来ない!という人に限って、目の前のことや当たり前のことを軽視してる気がしました。だって多分、コツコツやってる人は『やりたいことが出来ない!』なんて言わず、その先の未来しか見据えてない気がしたんですよね。イシイとしてもちょっと耳が痛い話しではありました(笑)いちばん最後にお仕事させて頂いたフィットネスジムでのことです。やりたいこと、出来なかったんです(笑)それに加えて、勤務時間の9割が掃除でした。いや、大切な業務なのはわかってる。わかってるし、蔑ろにして来たつもりもない。でも…勤務時間の9割が掃除は…我慢出来ませんでした(笑)何様やねん!とツッコミ入れらそうだけど…アタシでなくてもええやん、この仕事、と思ってしまいました…。その他、ちょこちょこありますが、これがいちばんかな。それは、置いといて。

目の前のことにコツコツ努力する。それがやりたいことだったり夢見た未来に直接繋がるかどうかなんて確約もないのに、努力する。それって当たり前のようでものすごく難しいことだと思う。何の努力もなしにぽんっと一躍有名になったとしても、そこから努力しなければあっという間に居場所もなくなるだろうし、誰からも見向きもされなくなる。。

何からコツコツしたらいいのかさえ、ちょっと見失いかけてますが。目についたもの気になったものからコツコツ取り込んでいけるよう、頑張ってみようと思えた日曜日の夜でした。