Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

楽しいって、なんだ。

そもそも熱苦しく想いをぶちまけているので改めて言うことではないかもしれないけれど(笑)

タイトルについて。

『楽しいって、なんだ。』

ここが、日本語の難しいところ。

英語でもEnjoyable,happy,cheerful,…といくつかある。スポーツに限って話をすると、自分の経験上"楽しい"っていう感情はなかった。

数年前、某プロ野球選手が引退時の記者会見で言った、忘れられない言葉がある。『10歳から野球はじめて、7割しんどくて2割3割しかいいことなかったですけど、それを頑張る、そんな野球人生だった』プロの世界だからこそ?プロでも?7割はしんどくて苦しいんだ。2,3割のいいことのために頑張るんだ…と衝撃だった。

そもそも、そこそこなレベルのチームに所属したり何か目標を達成しようとしたら、そりゃあ練習はきつい。うまくいかないこともあるだろうよ。うまくいかなければ面白くない。ちっとも上達しない。周りに置いていかれる気がする…などなど、アタシはそもそもネガティブな方なので(笑) 30過ぎてPlayerに戻った時にものすごくしんどかった。もちろん、練習に行きたくないなぁなんて思うことも(笑)立場的にキャプテンだったし、最年長だったし(笑)余計なプレッシャーを自分で自分に課して押し潰されそうになりながら、ちっともうまくならない自分に嫌気もさしてた。でも、チーム初得点の瞬間の喜びは何にも代え難いほど嬉しくて、自分のことのように嬉しかったのを覚えてる。初勝利の瞬間も、この瞬間のために頑張って来て良かった、と努力が報われた気がしてものすごく安堵した。(その数時間後にはもう来年のこと考えてたけど/笑)

そう、その某プロ野球選手のように(って言ったら失礼だけど)2,3割の"いいこと"のためにしんどいことをする。その2,3割のいいことですら、ワタシに取っては"楽しい"よりも安堵や達成感に近いものがあった。だからね、『楽しい』って感覚は、スポーツに於いてはないかもしれない。おかしいのかな?(๑-﹏-๑)

だからもっと楽しくやりたい、とかここにいたら面白くない、とかたまに選手が言う意味がわからない。え、そんなこと言われたらスタッフは身も蓋もなくない?

試合に出るのは選手。

選手自身がその場所を"楽しい"空間に変える努力をしなければ何も変わらない。むしろ、変えられる(コントロール出来る)のは自分自身のことだけ。コントロール出来ない部分にイラついてモチベーション左右されるなんてnonsense。

モチベーションは上がれば下がる。その振り幅を調整出来るのは自分しかいない。

おもしろきこともなき世をおもしろく

すみなしものは心なりけり

面白くするもしないも、自分次第ってね。

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今の仕事が楽しいか。

楽しいかどうか聞かれたら答えに困る(笑)

楽しいか楽しくないかじゃないんだな。好きだけじゃ結婚出来ないのと一緒(爆笑)そんな感覚。何を言われても、選手から要らないと言われるまでは、、余程のことがない限り自分からその場所を捨てるようなことはしないつもり。

楽しいって感じる心が欠落してるかもしれないけれど、馴れ合いの楽しさだけなら願い下げ。そんなの絶対質の低い楽しさだ。

*あくまで個人的意見です。