Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

契約。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

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正月三が日は駅伝三昧、というのは言い過ぎか。でもニューイヤー駅伝に始まり箱根駅伝が2日間。そして3日はラグビー大学選手権🏉準決勝、紫紺のユニが無事に決勝を決めました✨

4日からは神戸で今年も全国高専ラグビー大会🏉がスタート。もちろん花園もまだまだ熱戦中。おっと忘れちゃいけない、全国高校サッカー⚽️もベスト4が出揃って…と、年末年始はスポーツが目白押し。ちょっと前はバスケのオールジャパン🏀も元旦から(でしたよね?)あって、体育館ハシゴして2日間で10試合近く観たな(笑)こういう関係者にとっては穏やかな年末年始って屈辱以外の何物でもない(笑)

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イシイも高専大会に帯同させて頂いた頃はクリスマスイブ辺りから合宿に入って2日ほどのオフを挟んで元旦の夜に神戸に向けて出発!という年末年始。その時はそれが当たり前だったし誇りに思えたもんな〜。

さて。

箱根駅伝を制した青学でも監督が仰ってましたが、こんなトップレベルで戦う選手たちでさえ(だからこそ?)まとまらない、という。

『夏まではなかなかチームがまとまりませんでした』と頭を抱えていたとインタビューでも答えてました。

ワタシの記憶が定かなら、昨年の高校サッカーの優勝校の監督さんもそれに近いようなことを仰っていたような。

チームをつくる、まとめる、育てることはカンタンなことではない。ローマは一日にして成らず、チームも一日にして成らず。厳しさも愛情のかけ方もそれぞれでそれはもう指導者の手腕と言ってもいい。むしろ、指導者に必要なのは名声や知識よりも(無論あることに越したことはないが)そこだと、イシイは思ってます。

コーチライセンスの時にご一緒だった某有名監督の素敵な記事を見つけたのでシェア。

試合前日の練習なのに全く選手たちに緊張感がなく、選手同士がかみ合わず練習を切り上げる場面があった。そこでその監督が言った言葉が、これ。

『ここでラグビーをやる意義や価値観を残り半日考えなさい』と。そしてその翌朝には、『約束より強いもの『Contract(契約)』を持たなければいけない』と選手たちに話したという。

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ここで、ラグビーをする意味。

ただただ好きで楽しみたいなら場所はいくらでもある。他を当たれば宜しい。自分で選んでここに来た意味。その競技を続けることの意味。

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自分がラグビーを始めたきっかけを振り返り、サポートしてくれた家族などのことを話す選手が多かったそう。

これ、相手は高校生の話です。

監督が、子供扱いせずきちんと一人の人間として向き合っているからこその言葉だと思うんです。監督とかコーチって、試合や大会が近づくとその存在が徐々に薄くなっていくのが理想だと思う。いつまでもトップダウンのワンマンでは一時の強さに過ぎないと思う。

約束より強いもの、それが契約。

契約を結ぶということは覚悟と責任が生じる。

社会人なら高校生よりもどストライクに響いて欲しいし再認識して欲しい言葉。

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監督やコーチはチームや選手を目標のところまで進ませることこそが契約。もし選手たちがそれ以上の結果を残したらそれは選手たちが頑張った分の『ボーナス』だ。

契約書なんてないけれど。

今いるチームの選手、コーチ全てと見えないけれど強固な契約を結んでいる。その覚悟を持って仕事をしている。

2020年は新たにどんな契約が結べるかな。

いいご縁が巡ってくるよう自己研磨に励みます。

行くぞ全国!行くぞ花園!!!