Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

劣等感と葛藤と。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

昨日の『情熱大陸』が衝撃的過ぎて( ꒪⌓꒪)

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見逃した方、こちらから見れると思うのでぜひ。

https://www.mbs.jp/jounetsu/2019/06_09.shtml

偶然、ダイエット目的で通ったジムでブラジリアン柔術に出逢い、頭角を現わし世界柔術選手権で日本人初となる4連覇を達成した湯浅麗歌子選手。ダイエット目的からの、柔術家…華麗すぎる転身( ꒪⌓꒪)

ブラジリアン柔術のインストラクターとして生計を立てながら、全て一人でやってるというところが何より衝撃。半端なく体幹を使うため美しいボディラインを作り出せるとして海外セレブの間で流行し、ルールが複雑でチェスのような戦略性も求められることから、欧米では知的生涯スポーツとしても根強い人気があるらしい。けどそれをプロ柔術家としてスポンサーがついて大会に出る、となると話は違う。栄養士、トレーナー、コーチ…所謂『チーム○○』専門的かつ専属のサポートスタッフが彼女にはいない。一般的な成人女性の平均摂取カロリーの約半分、1日1000kcalという超減量生活で身体を仕上げたり、男性選手を相手に過酷なスパーリングを続ける合宿を自ら課したり。

それでいて何だかものすごく可愛いのだ。チャーミング。ちゃんと女子らしさというさ乙女心(他の格闘系女子にそれがないと言ってるわけではない)がある。

強さを証明するように己に対する厳しさがまずあり、その中に知的さと可愛らしさもあり、それでいて親友の一言でポロポロ涙をこぼしたりする脆さもあり。すごく人間味があるというか、、自分に対するストイックさは群を抜いて凄いのにそれと正反対の普通っぽさがより魅力的に思えたのかも。

ワタシの悪い癖だと思うんだけど、どうしても見たもの聞いたものと自分を比べてしまう。

自分にないもので比べるからどうしても負ける。だから比べなくていいって、兄のように慕う人が言ってくれた言葉をいつも思い出すんだけども。

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彼女のような強い心を持てたら、もう少し活躍出来たんだろうな、なんてどうしても思ってしまう。未だにこうして思うのはやっぱりどこかに未練があるんだろうか。自分ではそんな気サラサラないんだけども。強い心を持てることも才能なんだろうか。それは努力ではどうにもならないことなんだろうか。。彼女の持って生まれた才能かどうかは別としてここまで自らを追い込み1つのことに全てを捧げる姿に衝撃と感動を覚えたのは確か。。努力、出来る方の人間だと思っていたけど、やっぱり(もちろん)上には上がいて、その上の人たちが一流と呼ばれる人であったり極めている人たちなんだろうな。そこを羨み、自分と比べ、もっと頑張れるだろと自分を鼓舞するなら羨むことも比べることも悪くない。上等な悔しさや劣等感なら、人は成長出来る。

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来年また頑張るのはなかなかしんどいなと思ったタイミングと色々なことが重なって、心は決まった。。膝を壊しても額を切ってもやめようと思わなかったのに。40歳までピッチに立ち続ける、なんて軽々しく言うもんじゃなかったと軽く後悔はしてます😅(でもあの頃はその気持ちに嘘はなかった!そこは信じて٩(.› ‹. )۶)

でもあの4年間があったから、選手に対するリスペクト度が増したのは間違いない。

ある程度のところで、ある程度の成績を望み、その場所に在籍するなら。覚悟と努力が必要だと思うのです。。だから今イシイが見てる選手たち、関わった選手たちにはリスペクトしかないのです。リスペクトの念を持って、追い込むのだっ!!(。-∀-)ニヤリ

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悔しいってちゃんと思えてるからまた頑張る!

銀メダルを手に笑顔で言った彼女がとても素敵でした。

そうそう、悔しいって思えないって寂しいことだと思う。悔しいって思うなら努力しないと。