Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

Stay hungry,stay foolish.

"Stay hungry,stay foolish."

スティーブ・ジョブズ氏の言葉でとても好きな言葉です。"貪欲であれ、愚かであれ。"

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

久々の高校総体帯同が終わりました。

なかなか思うところもあり。

過度な期待や声掛けは、プレッシャーや足枷に成りかねない。ちょうどいい緊張感、てのは人によって違うしなかなか難しい。

完封負けだったけど…ジャイアントキリングを起こせるのはこのチームしかないんじゃないかと試合を観て確信を持ったのもまた事実。

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諦めないで戦い続けること。

誰にでも出来ることだけど、何よりこれがいちばん難しいことだと思う。

まして点差を広げられて、その差が埋まらないうちにまた取られて…それでも諦めないで戦うって余程のメンタルが必要だと思う。

1点が、遠い。

あと少しなのに、なんで。

その気持ちを痛いくらい感じたのは自分が選手だった時。チーム設立から初めてチームとしてのトライをあげるまでに3年かかった。どうしても。あのラインを割ることが出来なかった。すぐそこに見えるのに、自分たちのラインは見えていて遠かった。

チーム初トライが生まれたのは2016年の7月。チーム設立から3年目の交流大会。その初トライを献上した選手はチームの全員が認める、チームでいちばん努力を重ねた選手だった。

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『ボールってのはな、しぶとく諦めない奴の前に必ず転がって来る』

まさに、その言葉通りだと思った瞬間でした。ラグビーの神様は、見ていてくれた。そのコがチーム初トライで良かったと涙が零れた。

すると不思議なもので、あれだけ遠かったトライラインが一度越えたら、次の大会では勝利までも引き寄せた。初トライからわずか1ヶ月後。嘘みたいなホントの話。

きっと、今がいちばんしんどい。

努力が結果として見えない。勝利に繋がらない。やっぱり勝てないのか。…そう思いたくもなるだろうな。

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でもさ。

まだまだ頑張れるってことじゃないかな。

頑張るってふわっとしてるけど、努力の精度をあげる。もっともっと、細かいところまで詰めて日々の練習を完璧に仕上げる。きっといくらやっても完璧なんで辿りつかない。けど、昨日より今日、今日より明日…その積み重ねが、ほんのちょっとかもしれない、王者と挑戦者の『差』を埋めるものだと思う。

だからさ、しんどいのよ。

つらいこと、しんどいことが常に7,8割。

だから、仲間が居る。サポートしてくれる人がいる。

負け試合だったとしても、1点が取れていたら。1トライ取れていたら。何かが変わったかもしれない。それをその場にいた全員が100%諦めずに戦えるか。。

なかなか難しいのかもしれないけど、究極はそこだと思う。たとえ負け試合でも、1点に、ワンプレーに、どれだけ貪欲になれるか。負け試合なのに、と嗤られても諦めない愚直さを貫けるか。それがあればきっと、ジャイアントキリングは起こせる。

キミたちならそれが出来ると信じてる。

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