Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

美談にしないで。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

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久々に、悪友と呑みました(笑)

元々は7つ?くらい歳上の同業ですが可愛がって頂いてます。誕生日祝いだー!とかいって飲みに連れてってくれました🍺この方とはホント本音で話せます。たまに会うの大事(笑)

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ショッキングなニュースでした。。

元々、肩の調子が思わしくないのは聞いていたけれど…まさかここまでとは。

痛みに耐えてよくやり切った!とか言う気はさらさらない。痛みに耐えて強行出場することも、先を見すえて棄権するのも選手の判断であり意思だと思うから。ましてプロなら当然のこと。自分の身体が商売道具なんだから。

痛みに耐えて強行出場することを決して『美談』にしないでもらいたい。

アタシは、もしかしたら内村選手は『こうなること』すらも覚悟した上で想定内で強行出場したのではないか、と。でも、その覚悟は選手本人のみならず、選手を支える立場からしてもまた苦渋の決断というか覚悟というか…コーチ陣、トレーナーも選手と一緒に腹括って臨んだんだろうな…とか妄想が止まらない。

-…練習通り。練習でできなかったことは試合でできない、と振り返った内村選手。

今年の世界選手権代表入りが極めて難しくなったのは当然としても、東京五輪に関しても『夢物語』と。このままじゃ無理。なんとかしたいけど、何をしたらいいのか分からない…本当に身体の痛み以外にも苦しいんだろうな…なんて。何か活路を見出したくて強行出場したんじゃないんだろうか。落ちるとこまで落ちたら自分の中の何かが変わるんじゃないか、とか。

捻り王子の白井選手も奮わず。。

みんな、人間ですから。運も流れもあるし。

嬉しかったのは 選手サイドは所属契約を結ぶ『リンガーハット』からは反対の声が相次いだということ。ある男性社員が『これまで何度もケガから立ち上がってきた』と言いつつも『第一は内村さんの気持ち。この体の状況で絶対に東京五輪へ!なんて軽々しいことは言えない』と訴えたとか。

スポンサーとしては五輪開催中も各媒体は選手の名前に企業名を併記して全世界に発信するだけに、動向が気になるのは間違いないはずなのに…自分で納得のいくカタチで最後が飾れるといいな。年齢的にも厳しくなってきたとか言われるけど、それは世間の目。

きっと今がいちばん苦しい星回りなはず。

明けない夜はない。内村選手に心の底からエールを。

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