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フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。
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残念なことに、努力って報われないこともある。というか報われないことの方が多いんじゃないかって思う。
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でも、そのつらい時に踏ん張るか踏ん張れないかで人生は大きく変わるんじゃないかなぁって。
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昨日、フィギュアスケートの四大陸選手権で圧巻の逆転Vを決めた宇野昌磨選手の言葉がすごく印象的でした。
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『信じるっていうのも、 "まずできない自分がいて、でも練習してきたことを信じよう"って。まず、できない自分が前提にあるのかなと思ったときに、それも消そうと思って、何も根拠なく"僕はできる"っていう思いだけでした』
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『信じる』=『出来ない』ことが前提。
むむむ。なるほど。わからなくもない。
自分でこれだけやったんだからあとはやるだけ!って腹決めて本番に挑めたら、きっと終わった時に勝った負けたの感情の次にスッキリ出来るのかな。
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珍しくAmeba TVでリアルタイムで観戦。
どうしても勝ち点1以上が欲しいエスポラーダ北海道が苦しみながらも2点ビハインドで後半残り5分を切ってから追いついて勝ち点1をもぎ取る。もちろん大事なこの試合の先制弾も玄太くんだ。(さすが✨)
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"こんなに勝ち点が遠いなんて花巻以来かも"
あの頃も苦しい中でチームを引っ張り、今も最年長ながら苦しい時、大事な時に点を取ってくれる頼りになる選手。
Div.1残留、本当におめでとう。全日本選手権があるからまだシーズン終わらない!怪我に気をつけて頑張ってもらいたいです٩(.› ‹. )۶
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そして所変わって高崎では。
第1回目となる地域リーグチャンピオンシップ大会の真っ最中。
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2シーズン前、携わっていたチームが残念ながら予選敗退。
チームを離れて気がつけばいつの間にか半分以上の選手が入れ替わっていて、もはや知っている選手は3人。それに気付いてから『もしかしたらこれが最後かも』とチャンスがあれば観に行って、その姿を目に焼き付けたいと思っていました。昨日の時点で予選2勝。あと1つ勝てば予選通過、準決勝も勝てば明日高崎まで観に行こう!と決めていたのですが。
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『決勝行けなくて残念。でも、現実ってこんなもんです。応援ありがとうございました😊』
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いちばん、連絡を取る選手からのLINE。
ミニ国体で優勝した時は嬉し涙をこぼした彼女。そんなに喜怒哀楽を表に出すタイプではなかったのでもらい泣きしたのを思い出す。
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彼女もきっと『信じる』とか言わないタイプ。出来る、というよりはやるしかない、といつでも腹括って戦いに臨むタイプ。もちろん、きっちりと準備をして。
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努力は報われないこともある。
もしかしたら、報われないことの方が多いかもしれない。
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何をもって『報われる』とするかだけれど。
勝利だけが『報われる』ことではないとは思っているけれど。もしそれがその選手にとって最後の試合だったら。最後のチャンスだったら。
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神様どうかお願いです。
本気で戦ってきた選手にはどうか勝利をプレゼントしてくださいませんか。
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いや、せめて
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今まで頑張って来て良かったな、
このチームにいられて良かったな、
苦しいことも多かったけど続けて良かったな。
どうか、そんなふうに思えるラストシーンをプレゼントしてくださいませんか。
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それこそがきっと報われたと思える瞬間だと思うから。
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この話も素敵でした。
宜しかったら、ぜひ。