Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

12年。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

トレーナーと称して活動し始めて17年目に突入。色んな競技に携わらせてもらいました。

振り返ると何と1番長いのは社会人バスケットボール。12年も経ってました。

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数え切れないほどのドラマの数々。

嬉しくて泣き悔しくて泣き…もう何度泣いたか覚えてないくらい。

その中でも間違いなくイシイの中でいちばん忘れられない試合は2015年11月30日。

実業団カテゴリーでの全国大会への切符をかけた準決勝。東北開催だったため、開催枠で1つ増えた枠を電力宮城と北芝で争った試合。

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いろんな感情がぐるぐると駆け巡り、どのプレーにも一喜一憂しながら、出来ればどちらも勝って欲しいなんて訳の分からない感情さえあったりして。

まだ試合中なのに言葉にならない想いは涙になる。その意味さえもよくわからないのただただ溢れてくるから必死に堪える。

どっちが勝っても、苦しかった。

わかってたことなのに、苦しかった。

奇しくもその5年前もその日のように残り一つの切符を同じ相手で競り合った。

あの時流した涙は完全に悔し涙だった。

あの時と今回は立場が違う。

この試合は喜びも悔しさも声援もすべて押し殺してただただ見つめ続けた。

声に出せない感情で身体の震えが止まらなかった。


劇的過ぎた。


3Pブザービートで追い付いてオーバータイム。

両者譲らず、2点リードでノータイムでのファウルトラブルでフリースロー献上。。

(それもまた最後のファウルが相方だっていう)

1点ビハインドの極限状態できっちり2本決めた宮城に逆転を許し、そのままエキサイティングな試合は終わった。72-73。

両チームの健闘に拍手。

ただアタシには、劇的過ぎた。


劇的過ぎて、苦しかった。

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そんな社会人バスケットボールの世界に足を踏み入れた時の同期が引退する。奇しくも、相方と同じ今シーズンで。彼はまだ若いのに(笑)

彼の最後の大会を何とか有終の美で飾れるように、微力ながら力になれたらと思います。

しかし、これもまた何かの巡り合わせなのか…バスケットボール界で新たなチャレンジをするチャンスをもらいました。

バスケットボールの神様に試されているのか、愛されているのか(笑)

まだまだバスケットボール界で頑張ってみようと思います!

全ては、選手のために。