Monologue〜フィジコISHIIの熱苦しい独り言〜

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。仕事のこと思ってること熱苦しく呟きます。

Real。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

時にワタシの仕事は『コーチ』と呼ばれることもあります。コーチでもトレーナーでも…こだわりはないけれど(笑)

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もはやマネージャーと呼ばれることも少なくない(笑)もう、何でもいいんす、別に(笑)

そもそも『コーチ』って何でしょう。

もう2年前になりますが専門学校でコーチング理論という授業を担当していました。

その時の学生には話したので頭の片隅に残ってたら嬉しいなと思うけど(笑)

『コーチ (Coach)』という言葉の語源は【馬車】だった。

馬車の役割は、『大切な人をその人が望むところまで送り届ける』ということ。

そこから派生してコーチングとは『人の目標達成を支援する』という意味で使われるようになりました。

コーチはもちろん、監督もトレーナーも、治療院の先生たちもこの『コーチ』のカテゴリーに入ると思っています。

『その人が望むところ』はすなわちその人のゴールであって、痩せたいや治したいも立派な『望むところ』。であればクライアントの『望み』を叶える手伝いをする仕事の人たちは無駄なく、嘘偽りなく、正しく安全にクライアントをそこまで送り届ける(もしくは導く)必要が課せられていると思うわけです。

トレーナーと名乗って活動して17年目に突入しました。正直、自分のやり方にもそれなりに自信も信念もあります。(なきゃ失礼でしょ、お金頂いてるのに😅)

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その中でもベースになっているのはSAQで学んだことが大きいと思います。

Speed Agirlty Quicknessの頭文字から名付けられたこの理論はその名を知らなくてもツールを見たことがある使ったことがある、という人は多いと思う。

先日もシンポジウムに参加してきたけれど、昔よりも学生の参加が少なくなったなぁと。

それだけ興味を引くものでなくなってしまったのか…ラダーやマイクロハードルが普及して、今や動画でやり方も何でも見れてしまうから肌で感じて学んでみたいという魅力が感じられなくなったのかもしれない。すごく残念なこと。

極論、ツールがなくても指導出来ます。

ツールがあった方がわかりやすいし、負荷の調整も出来る。けど極論はなくても指導出来る。

そしてとてもシンプルです。全ての動きの土台であり核になる部分だから。シンプル故に、難しさも奥深さも魅力もあって、人それぞれにそこに気付く、響く言葉も違う。

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動きには全て意味がある。

強い力を出すのも、方向転換も、速さも、全て意味と理屈がある。そこに競技特性が加わる。

言ってしまえばトレーナーに競技は関係ない。けれど選手側からしたらその競技を経験したことない『コーチ』から競技に活きるトレーニングを学ぶというのは違和感を覚えることもあるはず。何がわかんの?って正直思うこともあるだろう。実際、言われたことありますw面白くなかったんだろうねー。ズバッと言われました。イシイの愛が一方通行だった結果だったんだと今になってはいい教訓です(。-∀-)ニヤリ

だからこそ、指導者は常に自分を疑って欲しいと思う。今指導しているこれは本当に正しいのか。目の前の選手のために正しく伝えられているか、伝わっているか。一方通行ではいけないんです、絶対!!!

そしてRealを追求しましょう。

ワタシのようなまだまだ若輩者が言うことではないとは思いますが…思い込み、偽りは信じて着いてきてくれた選手の可能性を奪ってしまうことになりかねないから。

自分も見せられる、魅せられる、そして伝えられる。それこそがホンモノの指導者のあるべき姿だと思っています。