フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。
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以前、駅の本屋の平積みで見掛けて(ここの本屋は他のどんなに大きな本屋でも見掛けないような本がしれっと積まれてたりするから憎い✨)手に取ろうとしたものの、泣くのは必至、今読む本じゃないと購入をやめた本がありました。
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その著者が朝の情報番組内で紹介されているのを見て『あ、これは今読めってことかも』と思い直し本屋へ。駅の本屋に行けず、違う本屋を数件回るも見つからず、最後に寄ったそこそこ大きな書店でようやく見つけ購入しました。
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敵を知れば怖くない、という言葉があるのに『癌』について詳しく知っている人はどれくらいいるでしょう。ちょっと検査の結果が悪かったりちょっと思い当たる節があったとしても『いやいやそんなはずはない』って目を背けてしまうのが普通ではないでしょうか。むしろ、癌宣告、ましてや余命宣告なんてされたら生きる希望も何もかもなくして自暴自棄になったり、まわりに当たり散らして自分がさも悲劇の主人公のような気持ちになるのが普通じゃないかな、と。何にどのくらい傷付いてどのくらい凹むかなんて人それぞれだけど、やっぱり『死』を宣告されるって相当なことだと思う。
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しかもこのヒロコさん。
癌が見つかった時は19歳で、しかも数値が健康なら0~20のところ7万を超えていたと言うから見つけた(というか立ち合った)医師もさぞ驚いたことだろう。
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当然知らない用語や聞きなれない薬の名前などなど出てきますが肝心なのはそこではなくヒロコさんの癌との向きあいかたです。
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ミッション系の高校に通われていたとの事で聖書の言葉がちょこちょこ出てきます。
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『自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい』
憎い癌を『精一杯もてなして、愛してみたらどうですか？』とアドバイスされたと。
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日常生活でも同じことが言えるんじゃないかなぁ、と思ったわけです。
嫌いな人、苦手な人。誰にでも1人や2人いますよね？こちら側からすれば相手が○○だから嫌なんだよな〜とか、理由はあると思います。でもその○○の原因ってもしかして自分の知らず知らずのうちの言動がきっかけだったりするかもしれない。となると、こちら側が嫌だな〜と思って接すると当然あちらだっていい気はしない。嫌なこと、嫌なものほど『敵を愛し』の精神で接することが出来たら何か変わるかもしれない。
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Blogや講演活動を始めて、誹謗中傷も受けることがあったヒロコさん。
なんで？どうして？あたしはこういう想いがあって社会のために、同じ立場の人のために…って。一緒にしたらすんごく失礼だけど…わかっちゃった。その気持ち。
本人はその時、見返りなんて求めてない(つもり)し、誰か一人でもいい響いたら届いたら、っていう想いだけで突っ走ってる。
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その裏には『誰かに認めてもらいたい』っていう承認欲求が少なからず、そして必ずある。
それは自分のエゴ。それを直視して受け止めて誰かのために、とは思っているけれど『自分のために』でもあると割り切ればいい。
そうしたら『なんで？』『どうして？』『アタシはこんなに…』って自分を責めることも周りが信じられなくなることもなくなるはず。
イシイは、そういう想いがむくむく湧いてきた時は自分側からしか見ていないと思うようにしています。相手の立場になってどうしてそういう言動に出たのかを考えたらちょっとだけ、冷静になれてちょっとだけ相手に優しくなれます(笑)限度はあるけど(笑)
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" どんなに雨が降ろうとも、風がなぎ倒してこようとも、それを乗り越えて咲くことを諦めません。雨上がりに咲く向日葵のように、太陽に負けないくらい美しく鮮やかに咲くことを諦めません。いや、泥臭く咲くかな？そこはテキトーに。"
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この本の結びでした。
ワタシはシアワセだ、と胸を張って言えて、自分だけが不幸な訳では無い。むしろ自分はこんなにも沢山の人に想われて応援してもらって治療を受けさせてもらえてシアワセだ！と思えるヒロコさんは素晴らしい。
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本当に自分がやりたいことって何だろう。
本当に自分を必要としてくれる人は誰だろう。
思考は日々変わる。ちょっとしたことで変わる。それは自然なことだと思う。
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虹のように消えてなくなる前に、想いが見えたり感じたりしたらそれにまず向き合う。
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そうして悔いのないように精一杯人生全う出来たら…シアワセですよね🍀*゜
